朝日新書<br> 京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと

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朝日新書
京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと

  • 著者名:山極寿一【著者】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 朝日新聞出版(2021/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022951502

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内容説明

ゴリラ学者が思いがけず京大総長となった。世界は答えのない問いに満ちている。自分の立てた問いへの答えを探す手伝いをするのが大学で、教育とは「見返りを求めない贈与、究極のお節介」。いまこそジャングルの多様性にこそ学ぶべきだ。学びと人生を見つめ直す深い考察。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

107
山極総長の6年間を私は評価しない。期待が大きかっただけに失望が深い。そんな先生の「何をいまさら」という一冊ではある。しかし、読んでみると、先生の純粋な思いが伝わってくる。「仮説検証型」ではなく「現場発見型」のフィールドワークで鍛えた行動力、人文社会科学系の重要性の認識、「教育とは本来「贈与」である」という感覚、国立大学の目標を米国の有名私立大学に求めたのが誤りとする指摘など、多くの共感を覚える。この先生が京大総長、国大協会長、日本学術会議会長を兼ねても流れが変わらないほど、日本の文部行政の闇は深いのか…。2021/12/04

Tai

20
持続的な科学技術の革新とともに、包摂的な制度の枠組みを刷新するといった社会イノベーションの双方の調和が必要。科学技術を賢く社会に取り入れるためには、人文学と社会科学の視点を十分に生かすべきである。「古くて新しい思想」を利用して、世界を再構築してみることこそ、これからの大学の役割ではないか。オンラインの対話は不完全。時と場所を共有し、心身が共鳴する条件が与えられてこそ、真の対話ができる。大学とは、協働作業を通じて他者の頭や身体の中に眠っている暗黙知を引き出し、それと対話しながら新しい知を磨く場所なのだ。2022/01/29

もりも

4
国立大出身だけど、「学費が安くて」「自分の偏差値に合う」というところでしか大学を選ばなかったことに今更はっとした。 大学や学部、大学院についての説明が面白かった。高校時代に知っておきたかった。 これからの子どもたちが私益追求以外の目的で、真に学びを楽しめますように、と思う2022/05/10

古武道

2
分かっていることではなく分からないことが何かを知るため、異なる個性に触れ、自分の可能性を知るために大学はある。あらたな問いを立て、その答えを見つけながら自分の世界観を構築していかないといけない。大学生である自分にとって多くの学びがある本だった。2022/12/14

takao

2
ふむ2022/11/01

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