内容説明
組織の再形成と社会関与の在り方について課題山積であったフィリピン・カトリック教会が、1986年の民主化政変を機に影響力を強め、2001年の政変で自ら抱える矛盾を露呈するに至るまでを、教会関係の公文書等から明らかにする。教会が提示する歴史的正当性は政治にどのような影響力をもっていたのか。宗教指導者の社会的な地位と「公共宗教」の存在意義とは何か。カトリック教会による政治関与の歴史と矛盾。
目次
第1章 「公共宗教」と政治にどう関わるか―フィリピン・カトリック教会の国民論と教会論をつなぐ
第2章 カトリック教会の政治関与・動員形成過程
第3章 政治・社会司牧の制度と主流教説の確立
第4章 要理教育刷新の展開
第5章 教会刷新ビジョンとフィリピン社会
第6章 矛盾の露呈
第7章 「公共宗教」の模索
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