内容説明
これまでコーパス言語学研究の主流は「データによって仮説を検証する確認的なアプローチ」であったが、本書は「データによってデータそのものを説明する探索的なアプローチ」、つまりあらゆる規模のコーパスを対象としてデータから構造やパターンを探り出し有意味な洞察や仮説を得るアプローチを提案する。統計学によるコーパス言語学の方法論的展開とは。
目次
探索的コーパス言語学とは何か
第1部 共時的全文コーパスによる探索(低頻度語発生の文章機構(1)
低頻度語発生の文章機構(2)
文章不偏の無性格語は実在する
名詞的表現による文内情報提示の構造
臨時的な四字漢語の文章内形成)
第2部 通時的全文コーパスによる探索(「デフレから脱却する」―新聞におけるコロケーションの成立と変化
「不良債権処理」―新聞における語結合の一語化・語彙化
「ユビキタス」―論文標題における借用の位相)
第3部 多様なコーパスによる探索(多様なコーパスによる日本語研究の可能性
教科書パラレルコーパスによる歴史叙述の対照)
第4部 探索的データ解析による探索(探索的データ解析による日本語研究
蛇行箱型図によるS字カーブの発見
リジット解析による計数データの分析)
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