内容説明
原子力発電に関する世論の実態を、長期継続調査のデータに基づき、社会学の視点を用いて明らかにした書。本書では、原子力発電世論を、利用の賛否という一面的・二分法的なものとしてではなく、人々の根底にある価値観の相違や動きも含めて捉えた。原子力発電のリスクや脱物質主義的価値観、経済効率性などが具体的にどう認識されているか、それらの認識は原子力関連の出来事によって実際にどう動いてきたかを綿密に分析した。
目次
1 原発世論についての論考(世論とは何か、どのようにしてとらえるか
原子力発電に対する態度の基底にあるもの
原発世論の変動モデルの構築
ケーススタディ―脱原発を決定したドイツの世論)
2 計量データでとらえる日本の原発世論(データ分析のまえに
原発世論のデータ
リスクの要素に関するデータ
効率性の要素に関するデータ ほか)
-
- 電子書籍
- 村人ですが何か?【分冊版】 116 ド…
-
- 電子書籍
- クジラの子らは砂上に歌う 15 ボニー…