内容説明
「羅生門」が書かれたのは、まだ日本に西洋文学風の短編小説形式が整っていなかった時代である。芥川はなぜこれほど早い時期に完成度の高い作品を作ることができたのか。近代文学確立期の文学状況と、西洋文学を中心とする先行文学の影響力を明らかにするとともに、芥川の読書遍歴、問題意識や新たな作品解釈から、初期の作品づくりや表現力の知られざる特徴を解き明かす。
目次
第1章 芥川龍之介が生きた時代と「羅生門」
第2章 芥川の読書遍歴
第3章 「羅生門」までの道のり
第4章 「羅生門」の世界を読み解く
第5章 引きつがれていくエゴイズムの問題―「鼻」「芋粥」
第6章 独自の創作方法―「羅生門」「鼻」「芋粥」の共通点
第7章 「偸盗」に賭けた問題の解決
付録資料 「羅生門」(全文)/芥川龍之介
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