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内容説明
本業不振、どのように生き残るのか?
価値創造(新規事業)だけではない、利益獲得にもイノベーションを!
かつて日本企業が率先して取り組んできた「価値創造」では利益が出なくなっている。特にもの売り企業、ものづくり企業には、さらにコロナ禍が後押しして窮地に追い込まれ、待ったなしのところが多い。本書では、こんな時代に、いかに利益をつくりに行くかを徹底的に考え、提案したい。ビジネスモデルは収益化のためにあるが、多くのビジネスモデル論は、「新規事業」による「価値創造」までしか議論されていない。しかし喫緊の課題は、既存事業をどのように立て直し、大切なのは、利益獲得のためのイノベーションを起こしていくかにある。本書では、多くの事例、30に及ぶ利益モデルを分類し、明日を切り拓いていくためのビジネスモデルを考えていく。
目次
はじめに
第1章 利益イノベーションへようこそ
第2章 利益イノベーションの先進事例
第3章 価値獲得の視野を広げる
第4章 収益源を多様化する
第5章 新たな価値獲得へと変える利益化のロジック
第6章 日本企業が飛びついた「サブスク」の本質
第7章 ビジネスモデル・イノベーションへ
おわりに
参考文献
用語一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruki
1
いわゆるイノベーションなどの価値創造は日本企業も比較的得意であるが、日本企業が海外企業に比べて利益を上げられず規模や成長において見劣りする現実がある。日本企業に不足しているのは、価値獲得の視点であり、収益化(monetizing)、もっと言えば利益化(profiting)の掘り下げである。利益構造を30分類に分け、課金するプレイヤー、ポイント、タイミングの軸で分けることでその分類のフレームを理解する。デジタル化をベースに顧客の拘束力を弱め、利益回収時間を長くして顧客寄りの利益構造転換が進む様子がわかる。2022/03/08
BOOBOOBOO
0
どのようなポイントで課金すれば利益が増えるのか、顧客以外に利益を増やしてくれる相手はいないか、今この瞬間だけでなく継続的に利益をもたらす方法はないのか。といった視点で収益源を棚卸しし、整理分類し、考える2023/05/18
なかむら
0
2022年130冊目 オーディブル2022/12/18
アムア
0
高評価レビューが多かったから読んで失敗した本。2022/11/01
やさい
0
今まで価値創造側の仕組みや本ばかりを読んでいたので、新鮮で面白かった。また、改めて列挙されるとこんなにも価値獲得の種類やタイミング、ターゲットがあるのかと驚き。 物売り企業が前金制サブスクリプションによってしまうのは経営者の心理としては当然だなと感じだが、顧客からしたらそれがハードルになり、選択されなくなるのもまた自明であり、いかに魅力を増やすか顧客に寄り添うかであると感じた。2022/02/26