内容説明
すれ違い、妻の難病、仕事の転機……。結婚生活40年を超え、酸いも甘いも経験してきた今だからわかる、人生後半は第2のハネムーン! 家庭を顧みず、仕事にまい進していた25年前、妻が小脳の指定難病を発病。完治することがない病により、徐々に体の自由が利かなくなる妻と、支え合うように手に手を取り合って暮らす日々の中で取り戻した夫婦の絆とは? 老いることが楽しみになる、お詫びと感謝の愛妻エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
26
ラジオNIKKEI『聴く本棚』で著者ご本人が朗読されるのを拝聴したお復習として。現在70代になられた著者は、今でこそ仲の良い老夫婦だが、若い頃は昭和のサラリーマンを象徴するような生活スタイル。奥様の大病を機にしっかりと奥様や家族に向き合う心の変化は素晴らしいが、長年一緒に暮らす夫婦にとって一番必要なのは相手を思いやる心だ。二人がそれを忘れなければ、一緒に年を取るっていいよなって思えるんだろうな。2023/03/23
Go Extreme
3
それは私の一目惚れから始まった: デートはもっぱら物件めぐり みのもんたさんという大先輩から教わったこと フリー人生の始まりと妻の異変と: 妻に続いて私も病気に 突然襲いかかった片頭痛 大病してもやりたいようにやる・妻は根性の入った強い女性 妻がどんどん好きになる: できないことがあるから二人の間に絆が生まれる 相手を本当に好きになると、劣化も老化も愛おしくなる 50代からの人生を変えた運命の本との出会い: 私がハマった「論理療法」とは 夫婦の、これからのこと: 死の準備よりネクストを考えていく努力を 2021/12/27