中公新書ラクレ<br> 沖縄・奄美の小さな島々

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中公新書ラクレ
沖縄・奄美の小さな島々

  • 著者名:カベルナリア吉田【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 中央公論新社(2021/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121504609

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内容説明

リゾート開発、映画やテレビドラマの撮影、米軍基地、尖閣諸島……本土との関わりや政治・外交の狭間の中で揺れ動き、大きく変動しているのは沖縄本島だけではない。瀬底、多良間、鳩間等の小さな島から奄美までを歩き回り、現地の人たちと触れあうことによって、「癒し」や「美ら海」だけではない南の島の素顔を伝える。島は本来あるべき姿から逸脱しつつあるのではないか。そして、変わりゆく島の姿は日本全体の縮図かもしれない……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

26
離島らしい風情が失われている寂しさは、同じ島好きとしてよく理解できるのだが、島にオープンしたカフェや、携帯をいじる若者にすらもいちいち嘆く、著者のセンチメンタリズムにうんざり。以前の作品まではここまででもなかったが、著者も歳を重ねたということか。2020/11/19

ぐっち

18
沖縄の島特集でよくお名前を見かけるカベルナリアさん。てっきり沖縄在住の方と思っていたら違ったのですね。いろんな島を2・3泊で再訪。以前来た時との印象の違いを書かれています。作りかけのリゾートが放置されている、前に来た時の店がなくなった、古民家カフェばかり、前に良くしてくれた人が年をとった、橋ができて人がいなくなった…等々、ネガティブな感想が多く、期待してたのと違いました。来年あたり沖縄に行きたく、その参考のつもりで手に取ったので、前より悪くなったといわれてもなあ~。島への交通状況は参考になります。2014/05/31

はる

16
図書館本。沖縄関連書籍の棚がある図書館でまとめて借りた中の1冊。サガリバナが見てみたいと思ったのが2年前、思いがけず父と沖縄旅行になったのが昨年。そして計画しかけたサガリバナ旅行は持ち越し中。オキナワ旅とオキナワ本は癖になるのかな。この本、写真が少なくても、島旅は充分に伝わってくる。人、宿、酒、オヤツ、ハブ、ヤギ…。(あっと、瀬底で拾った貝殻はどこに仕舞ったのだっけ)2014/10/02

moco

9
数年ぶりの島の変わらなさを探してバスで旅をしている。作者の人柄は??だけど、こういう旅の楽しみかたもあるのですね。自分は作者の嫌いなおしゃれカフェも行きますよー。2019/11/11

shibatay

8
観光客があまり行かない沖縄・奄美の島を旅し「感想」をまとめた。ただし、筆者が長年にわたって旅した中から選んだというのではなく(著者は島旅のプロ)この本を書く為に短期間でバタバタと再訪した「記録」。何もない島でただぶらつき、書くべきことを見つけ出す筆者の「勘」はさすがだと思うが、本を書くためにぶらついている、という状況がそもそも不自然なので、旅人の自然な目線に乏しい気も。ありきたりな開発・文明批判に近い結末のまとめも弱い。何かポイントを絞ってこだわるものを決めたほうが、著者の言いたかったことが伝わったかも。2013/10/23

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