中公新書ラクレ<br> 古事記 いのちと勇気の湧く神話

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中公新書ラクレ
古事記 いのちと勇気の湧く神話

  • 著者名:大塚ひかり【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 中央公論新社(2021/11発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 320pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121504234

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内容説明

性と糞尿と殺戮だらけで破天荒なのに、古事記は癒しと生きる力をくれる。本書は国生みの神話や因幡の白ウサギ等の粗筋を軽妙に紹介し、古典エッセイスト独自の着眼で、わが国最古の文学に日本の原点を見出す。混迷の時代の今こそ日本人の初心にかえり、神話の底力を体感してみよう。三浦佑之氏(立正大学教授。ベストセラー『口語訳 古事記』著者)ならびに、こうの史代氏(マンガ家。話題作『ぼおるぺん古事記』著者)がW推薦!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

お涼

20
『古事記』の解説書。『神様の御用人』を読んで興味を持ったので読んでみた。予想外に性と排泄物と騙し合い殺し合い満載な内容だった。自己主張はよろしくない、空気を読めって、神様の世界からあったというのが驚き。【図書館本】2019/09/14

ひこうきぐも

15
図書館で借りる。「本の本」の書評で知る。「優れた古典は実用書だと私は考えているのですが(略)傷ついた心身を奮い立たせ、心身の奥底に残る生きる意欲に火をつけてくれるからです。文学の役割とは、本来こういうものではなかったか。」(P5)古事記の新たな見方、解釈が興味深くて楽しい本でした。2013/09/01

コスヤ

7
読むのに凄く時間がかかりました。面白かったし古事記に興味が湧いています。でも、ただでさえ神さまの名前ややこしい中に、この字にはふりがなをうってほしい漢字(跋扈とか讒言とか)が読む妨げになり…自分の不甲斐なさを恨むと共に、いやこんな字分からへんやろとも思ったり、漢字辞典を片手に…戦いました。あと例え話に法然とか出て来て、私にはさっぱりで。人なのか何かの熟語なのか…!また調べ…。長い名前の神さまとか突然略すからとっさに誰か分からない。最後に神さま系図発見。早く知りたかった‼ですが古事記好きになった。2017/03/16

あんこ

6
「エロ糞尿ドロドロ」が個人的な古事記の印象でした。しかし、そんな中にも空気を読む文化とか、自己主張がはっきりしすぎて失脚した話だったり、親子愛のエピソードなど、現代の日本人も共感できる、というか原点がたくさんありました。良くも悪くも、昔からこうだったんだなあと思います。日本のミステリーの原点である神功皇后の話なんて知れば知るほど謎は深まるし、古事記って本当に興味深いです。2015/08/08

ohashi

5
古典から学びたい。自分の頭を使って、知恵を絞って。自分の結論は、なにを読んでも同じようなものになってしまう。つまり、生と死は隣り合わせ。というもの。そこから、学ぶこと。ありふれた幼稚なことだけど、死ぬ気で頑張れば道は開ける、というようなこと。しかし、『古事記』に関する本からこんな感想をえるとは。神話ってオールスターキャストで、なんか、幼い頃から慣れ親しんだ、ジャンプみたい。2014/02/25

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