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内容説明
ぎりぎり合格を目指す人に向け、好評を得た画期的かつ究極の論文作成マニュアル。情報を更新して20年ぶりに新版として登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本正行
21
大変いい本である。論文の書き方をわかりやすく、しかも論文を審査する方から、書く方への注意するべき事項を踏まえた書き方を読みやすく、理解しやすく書いている。個人的に、私は大学中退で、論文を書く位置になかったが、それでも下級公務員であり、管理職もにもなったので、論文に準ずる文章を書き必要はあった。心構え、念頭にいれるべき基本的なことは同じように思う。そう意味でも、大変納得できる本の内容であった、昔から、若い頃から、こういう本に出会っておきたかった。図書館で借りた本ではあった、購入して読み直し、まだ再読する。2023/08/24
tieckP(ティークP)
7
正月にこうした本を読むはずもなく、昨年の記録が間に合わなかった本。戸田山さんの本がユーモアを取り入れたマニュアル本だとしたら、こちらは究極的にはマニュアル風を装ったユーモア本かなと。それは山内さんに限らず学者がいだく純粋な知の探究心と型としての学問との葛藤を、いわば純文学的に表現したものとも思われる。とはいえ論文を書く上でのマニュアル部分は小笠原本の量で十分なわけだから、本書や戸田山本も十分な情報量で、脱線芸が付いていると思えばお得。あとは戸田山本が漫才スタイルなのに対してこちらは独演なので、お好みで。2022/01/04
てくてく
5
小論文や卒論などの指導経験を有する著者による、最低ここまではやって欲しい論文マニュアル本。ぎりぎり合格とタイトルにはあるものの、結構ハードルは高いかなという印象はあるが、卒論に取り組む前の学生に一読を進めたい一冊だった。2022/08/17
クレストン
4
哲学が専門の方による、論文に関するあれこれをまとめたマニュアル。タイトルに「ぎりぎり合格」という珍妙なフレーズがある様にお堅そうなマニュアル本ではなく、自身の体験からどう論文を書けば良いのかあれこれ述べた本である。ぎりぎり合格とは言いつつ、偏執的に体裁(括弧付や引用方法)を重視している様に感じた。そういう意味で、藁にすがる気持ちで本を読むとギャップを感じるかもしれない。論文の締め切りが迫って追い詰められる状況より、追い詰められてレポートを書く際などに読むのが良いのかもしれない。2022/05/01
aderia
0
内容自体はいいんだけどぎりぎり合格を目指すような学生を釣っておいて正論で殴ってくるのはルール違反だと思う。1日に3冊も本を読める人間がこんな書を手に取るかよ2023/09/06