内容説明
国家が市場に介入する後期資本主義の時代において,政治・行政システムが経済システムの危機に対処不能となり,大衆の忠誠を維持できなくなる「正統化の危機」.それは社会全体から統合の基盤が失われる現代特有の構造的な現象である.ルーマンとの論争を経た著者が,システムにおける危機の連鎖を理論的に分析した一九七三年の著作.
目次
凡 例┴まえがき┴第一章 社会科学的な危機の概念┴第一節 システムと生活世界┴第二節 社会システムのいくつかの構成要素┴第三節 社会の組織原理の例示┴第四節 システム危機 自由主義的資本主義における危機循環を例とする解説┴第二章 後期資本主義における危機の傾向┴第一節 後期資本主義の記述的なモデル┴第二節 後期資本主義的成長から帰結する問題┴第三節 ありうべき危機の傾向の分類┴第四節 経済的な危機の定理について┴第五節 合理性の危機の定理について┴第六節 正統化の危機の定理について┴第七節 動機づけの危機の定理について┴第八節 回 顧┴第三章 正統化問題の論理によせて┴第一節 マックス・ヴェーバーの正統化の概念┴第二節 実践的問題の真偽決定可能性┴第三節 普遍化可能な利益の抑圧のモデル┴第四節 個人の終焉?┴第五節 複雑性とデモクラシー┴第六節 理性に与する党派性┴原 注┴訳 注┴解 説┴訳者あとがき
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