内容説明
高知県の景勝地・桂浜にある小さな水族館「桂浜水族館」。マスコットキャラクター・おとどちゃんのユニークなTwitterがバズり、一躍人気者に。その舞台裏にある、職員一斉退職からの再起、人気飼育員の苦悩、ベテラン飼育員の生き様、生き物の生と死、女性館長の悩める心の裡を、おとどちゃんが綴ります。今、多くの人がこの水族館を拠り所にしていることがよくわかる、“こじゃんとエモい”(強く心に訴えかける)エッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佳月
5
桂浜水族館の歴史と飼育員さんたちについて、SNSでの発信内容とは異なる言葉で綴られており、おとどちゃんの繊細さが伝わってきた。生きることに不器用ながら命に対して真摯に向き合う姿が心に響く。館長さん以下全従業員の、ヒトも含めたそこで生きる全ての生き物たちに向ける愛が、そこかしこに溢れている。彼らが私たちの知らない所で苦悩し、葛藤し、藻掻いている姿が垣間見れた。以前、海獣班のチームリーダーが、桂浜水族館の良さのひとつに「お客さんとの距離が近い」ところと言っていた。このエッセイでさらに距離が縮まったように思う。2021/12/29
よこやま
4
2016年「なんか変わるで桂浜水族館」のキャッチフレーズを掲げ、高知の衰退しきった小さな水族館が再始動の舵をきった。おとどさんのTwitterがバズり全国に名を馳せる水族館に。生き物よりも飼育員を前にだした広報は賛否あったが、本には飼育員が命と向き合い成長していく姿、それを通して生き物の生死も描かれている。殺の文字を腹に大きく書いた赤鬼コスプレで有名になった盛田のおんちゃんのくだりは泣きながら笑って読んだ。子供の頃から当たり前のように存在した水族館。沢山の人にこれからも愛されてほしいと思った。2022/05/30
あんぱん
2
大好きなハマスイの大好きなおとどちゃん。この本を読んでもっともっと好きになった。 コロナ禍で身動き取れない中で、おとどちゃんの毎日の呟きは本当に癒しだったし、今も大ファン。 お弁当ランチ会やマックお月見、色んな人と繋がれてとても楽しかったけど、その裏にこんな物語があったなんて。今まで見えてなかったおとどちゃんの一面を知れて嬉しい。ありがとう。 おとどちゃん、大好き!愛しちゅうよ!!2021/12/31
すみか
0
おとどちゃんを通して見る いのち が愛おしくてすき2022/04/10
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