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内容説明
延々とくり返されてきた中学受験の是非論に、気鋭の教育ジャーナリストがファイナルアンサー!! 著者は「そもそも中学受験にメリットもデメリットもない。むしろ中学受験で得られるもののうち、何をメリットと感じ、何をデメリットと感じるかにそのひとの教育観、幸福観、人生観などの価値観が表れる」「中学受験はやり方次第で良薬にも毒にもなる」と語る。膨大な取材経験を背景に、中学受験の意味を壮大なスケールで描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
28
おおた氏の教育哲学の総まとめのような内容。2年前の中学受験「必笑法」は受験生としての中学受験が主だったが、本書は受験後を含めた教育全体の中での中学受験を強調してバージョンアップしている。中学受験は親の未熟さもあぶり出す。これを機会に親子で成長できるかもしれないし逆かもしれない。「中学受験は親子の大冒険」というのは上手いフレーズだと思う。2021/11/19
ぶう
21
実際に中学受験真っ只中の我が家であるが、おおた氏の言葉を聞くと大変勇気づけられるとともに、頑張る子供のためにも正しい中学受験にしてあげなければと、そう思わずにはいられない。「二月の勝者」にも出てきた言葉だが「スポーツが得意な子やピアノが上手な子は褒められるのに、勉強が出来る子は褒められないのはなんでだろう」というのがある。実際、スポーツに打ちこむ事は称賛されるのに、勉強を頑張る子はどこかで哀れみの目で見られてしまう。うちの子も体育は苦手だか勉強は得意。そういう子にも光が当たる中学受験はそう悪い物でもない。2022/10/11
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
20
なぜこの本を読んだのかというと、単純に教育というテーマに関心があることや、母校の高校が中高一貫校になるということもあり「中間一貫校ってなんだろう」と思い手に取ってみた。この本では中高一貫校に通うメリット・デメリットがまとめられている。一番印象に残ったのは、14〜15歳という時期は哲学的・抽象的なことを考え始める時期や反抗期と重なっていて、アイデンティティの形成に重要な時期。しかし、その時期は日本では高校受験に追われる時期だ。そんな大切な時期に紙とペンを持ち勉強に時間を割くのはどうなのかと疑問提起している。2021/12/21
ただぞぅ
17
偏差値の高い大学に入るのが目的なら中学受験などせず予備校に通えばいい!と語る著者。公立中学に進んだ同級生と同じ大学の教室で再会した時、意味がなかったと言えるのか?たとえ同じ場所に辿り着いたとしてもそこに至る道のりが違えば人生の意味合いも違うはず。人間は環境の子。心身ともに一番成長し多感な時期。学舎が果たす影響は計り知れない。地方にはその地域の教育文化もあるが、卒業し何年か経ってふらっと遊びに行っても恩師がいるのは羨ましい。また公立のように先生の異動により教育方針が左右されることもないのは魅力的だ。2023/12/23
ねこなう
11
まだ子どもが小さいうちに今現在の中学受験について垣間見れて良かった。自分も中学受験したので自分の体験を振り返りながら読むのもまた面白かった。あれは自分にとってどんな体験だったのか、、、おさらいしてるような気分。中学受験必勝法みたいな安易な本ではなくて、本質を深掘りするような本。親とは、、、教育とは、、、人生とは、、、色んなエッセンスが詰まっていて何をどういつ選択するかもすべて自分次第。中学受験関係なく時々読み返したくなる不思議な本。2022/07/01
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