ワニブックスPLUS新書 できる大人は、男も女も断わり上手

著者名：伊藤由美【著】

ワニブックス（2021/11発売）

• ISBN：9784847061141

内容説明

「はっきりNOと言えればこんなに楽なことはないけれど」。
誰しもが日常感じていることでしょう。

銀座で38年間にわたって一流クラブのオーナーママを努めてきた著者は、「長年、政財界で活躍するお客様と接してきて感じるのは、できる人は男女ともに、断わり方がお上手だということです」と語ります。

また、自らのお店で働く数多くの女性たちを見てきて、断わり上手な女性のほうが長いスパンでお客様の信頼を獲得できることも感じてきたと言います。

ビジネスから恋愛まで、著者が接客のプロとして大切にしてきた、今すぐ使える、角の立たない「お断わりの作法・技術」をまとめました。


【目次】
第１章　断わることを恐れない――断わり上手はつき合い上手
第２章　カドを立てない断わり方　７つの作法
第３章　ビジネスシーンの「お断わり」
第４章　プライベートの「お断わり」
第５章　恋のアプローチを断わる――男と女のお断わり劇場


【著者プロフィール】
伊藤由美　（いとう・ゆみ）
銀座「クラブ由美」オーナーママ。
東京生まれの名古屋育ち。18歳で単身上京。
1983年４月、23歳でオーナーママとして「クラブ由美」を開店。
以来、“銀座の超一流クラブ”として政治家や財界人など、名だたるVIPたちからの絶大な支持を得て現在に至る。
本業の傍ら、公益社団法人動物環境・福祉協会Evaの理事として動物愛護活動を続ける。
著書に、『銀座の矜持 ～「クラブ由美」が30年間、一流を続けられた理由～』『スイスイ出世する人、デキるのに不遇な人』『銀座のママが教えてくれる「会話上手」になれる本』、共著に『記憶力を磨いて認知症を遠ざける方法　～銀座・由美ママと脳神経外科医が語る記憶の不思議とメカニズム～』（いずれも小社刊）がある。


発行：ワニ・プラス
発売：ワニブックス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真香@ゆるゆるペース]

著者は、銀座の「クラブ由美」のオーナーママ。断りベタだった著者が、過去に経験した苦い失敗から学んだ、カドの立たないお断りの作法・コツを紹介。著者と同じく断るのが苦手だった私だけど、既にできている部分と今後はぜひ取り入れようと思った部分と、半々といったところだった。ポイントは「簡潔」「フォローアップ」「相手の否定はしない」こと。他人の心情を慮って和を大切にしつつ、自分を押し殺すことなく主張するべき時はするのが大事。ビジネス・恋愛・家庭・SNS・近所付き合いなど様々な部分で使えるので、老若男女一読の価値あり。

2020/09/05

[＊]

あとがきに感銘を受けた。確かに、自分から遊びに誘う機会が増えてから、逆に断り方に困ることは減ったような気がする。なぜなら、「こう言われて断られるのは嫌だな」「こういう言い方ならホッとするな」という実感を、経験として積み上げられているから。むしろ、自分の課題は「断り方」から「誘い方」に移ってきているかも(笑)。伊藤さんはコミュニケーション全般の本も書かれているようなので、そちらも読んでみたい。

2018/08/23

[さとも]

断るのが苦手なので読んでみました。断る基準をもつ、代案を出す、誘われたことに感謝してから断る、曖昧な態度を避ける。断る時に思い出して実践してみたいです。

2020/08/13

[あお]

自分の中で断る基準を持つこと。自分に得るものがないと思ったら断る。引き受けることで、かえってクライアントに迷惑をかける。お金の貸し借りをすると、借りる側に引け目や罪悪感、劣等感のような意識や感情が芽生えることで、両者の立ち位置にゆがみが生じる。神フレーズは「お気持ちだけいただいておきます。」

2018/02/20

[雛]

銀座のママが、これまでの経験と来店されるお客様の会話などから、これは…。と思われる事などから日常ありがちな頼まれ事の例題やそれを角が立たず、信頼を失わないよう（双方嫌な思いを残さない）お断りが記されてる。 確かに、自分で嫌な気持ちが残る断れ方は相手も同じ。それなら、そこに気を付け【①簡潔な理由と②代替え案（可能な場合）に③お詫び④感謝の意を伝える】やお断りラインを決めておく…。などは取り組める事だし、ウヤムヤよりは確かに良いと思う。文末に着物・帯一本お客様に買って頂いたことは無い。には生き様を感じた。

2023/08/12