内容説明
いまの永田町には、骨のある政治家がめっきりいなくなった。安倍晋三、菅義偉、小沢一郎、石原慎太郎......亀井静香が出会い、権力闘争のただ中でともに笑い泣いた、100人の政治家たち。その功も罪もひっくるめ、亀井節がバッタバッタと切り伏せる。永田町を震撼させた週刊現代の人気連載「亀井静香の政界交差点」がついに待望の書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
111
亀井静香氏の人相や「日本をダメにした101人」という副題を見て、歯に衣着せぬ悪口雑言のオンパレードかと思いきや、一人一人に対する温かい視線にあふれた文章に、亀井氏のお人柄を感じる。本書は101人の政治家を紹介する体裁だが、実は、政治家・亀井静香の業績を語りたかった一冊なんだと理解する。自社さ、民国の連立政権など、義理と人情を重んずる自分だからこそ実現したんだと。信義を重視する亀井氏からすると、総裁選挙での立候補辞退の交換条件である政策協定を、いとも簡単に反故にする小泉純一郎氏は、人として許せないのだろう。2022/04/22
Willie the Wildcat
68
国家観も多数の論点故に、政界の離合集散も至極当然。アクの強さは、与野党を問わず世代間ギャップ。典型は「非行少年」かな、嫌いじゃないけど。ヒトと事象の観点での著者の転機。前者は永山氏・後藤田氏、後者は郵政民営化。数少ない噴き出した件を挙げると、平沢氏-晋三氏の”家庭教師”の件。当たらずも遠からずか?!藤尾氏vs.小渕元首相、硬軟だがどちらも骨太の中、印象的なのが能勢女史。ブレない軸、信念が滲む。故に、政治家としての見切りをつけたのかもしれない。因みに、敬称の違いに滲む”距離感”も興味深い。2024/07/27
yamatoshiuruhashi
54
亀井静香による政治家暴露本。彼が接してきた101人の政治家たちの彼だからこそ見ることができたところが書かれている。亀井による個人評価も当然書かれているがそれは亀井をどう見ているかと言う読者によっても変わるだろう。警察官僚時代に県当局から裏金を貰ってそれを警察官への報奨金にしたり自らソープへ行ったりという様な行状も書かれているが、自民党大物政治家が自党のみならず野党政治家にも金を配っていることを当然のように書く感覚は妙なものだ。政治家には法律は適用されないのだろうか。清濁併せ呑む、のはどこまでなのだろう。2021/12/19
youmar Jr.
41
政治っていうのは、机上でやるものではない。自分が動かなくてはならない。動くとは机上だけでなく、情や、心や、全てが、白い政治ではないが、そういうふうにやっていく人がいるから、政治は、いつも家庭の中のニュースになる。2022/03/09
tenori
28
まったくもって品格に欠ける。ってかさ、ってかさ、亀井さん、これちゃんと自分で執筆しました?取材した記者にそれっぽくまとめさせてない?昭和から平成の政治エンタメ図鑑。暑苦しさも倍増で、夏の読書にはお薦めしません。人のことを批評する前にまずは寝癖を直せよって話し。と散々言いながら、熱量が高くて義理と人情に厚い議員だったことは確かで、永田町動物園にあって存在感を放っていた。この数年で時代は変わったなと感じさせる、ある意味で面白い一冊。有権者もエサを与えるだけじゃダメね。2025/08/18
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