講談社文庫<br> 恵比寿屋喜兵衛手控え 新装版

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講談社文庫
恵比寿屋喜兵衛手控え 新装版

  • 著者名:佐藤雅美【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 講談社(2021/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065260753

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内容説明

争いごとは世の常、人の常。江戸の世でその争いの相談を受けるのが恵比寿屋のような公事宿だ。
今日も、恵比寿屋に自分の兄が見知らぬ男に金を返せと訴えられていると、若い男が相談に来た。
その訴えを聞いた、主の喜兵衛は怪しいにおいを感じとる。事件の真相は如何に? 
江戸の街に生きる市井の人々を、愛情込めて描く長編時代小説。第110回直木賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@the_booby

43
佐藤雅美2冊目だけどもっと早く読めばよかった。最後まで一気読みの面白さでありました。公事宿とよばれる訴訟事務を請け負う宿に助けを求める在の者の事件が様々な思惑の中で展開する手腕はお見事です。シリーズものになるのかと思ったんだけどね。本当に惜しい。その後の物語が気になって仕方がない。あいつをギャフンと言わせたいわ。直木賞受賞作なので私が言わなくてもいいけど、強くお勧めです!2025/03/04

Makoto Yamamoto

15
直木作品。 藤沢周平さんの獄医立花登シリーズの解説に書かれていたので、手に取った作品。 この作品を藤沢周平が一番強く推したそうな。 裁判に呼び出された人たちが江戸で泊まるのが「公事宿」。その公事宿の一つ恵比寿屋に持ち込まれた訴訟問題にまつわる物語。 今回は強引に集めた訴状を使っての詐欺まがいの事件解決に向けての物語。 江戸時代の公事のルールとかがいたるところに出てきて興味深い。違った作品を読んでみようと思う。2025/08/24

kakkun 007

2
江戸時代の裁判用語が説明もなく出てくるので、とっつきくかったが、それなり勉強になる。話は重層的につながっており、正義一辺倒でもない主人公に共感できる。終わり方も余韻を感じて良かった。2024/01/30

Takasaa731Tana

0
オーディブルで聞いたのですが、全く予備知識がない状態だったので正直とっつきにくかったです。

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