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内容説明
教科書は誰が選ぶのか? 教室で子どもに教える現場の教師か、教育委員会か、首長か、それとも父母か――四年前の『新しい歴史教科書』の出現は、半世紀変わらぬ教科書制度のあり方に、大きな一石を投じた。と同時に、教科書問題の主舞台が「検定」から「採択」の場に移り、採択が世間の注目を集めるきっかけともなった。ところが、『新しい歴史教科書』の市販本は65万部を売り上げたにもかかわらず、実際の採択結果は11校521冊、採択率わずか0.039%に終わったのである。この落差はいったい何なのか? 「つくるよりも採択してもらうことのほうがはるかに難しかった」――本書は「新しい歴史教科書」の編纂に加わった著者が、「採択率のカベ」を振り返りつつ、採択制度と実態のズレ、問題の真相を明らかにする。日本の歴史教育をダメにしたのは誰なのか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄人28号
6
☆☆☆☆ 教科書採択に関して、その現状と問題点を教育委員会議事録等の資料をもとにして論述している。藤岡氏は従来の歴史教科書が日教組をはじめとする左翼思想の影響を受けて偏向したものであったことを憂えて、この教科書を世に出した。ところが、制度上の壁と反対勢力の激しい妨害に遭い思うように採択されなかった。その原因が述べられている。歴史は過去の事実の選択と解釈である。しかし、歴史学と歴史教育は違う。歴史教育は我が国に誇りが持てるような選択と解釈がなされなければならない。これまでの教科書は自虐史観に満ちていた。2016/12/14
Humbaba
2
「あたらしい教科書をつくる会」からの教科書採択に関する意見と、当時の状況、起こった出来事をまとめたもの。2010/02/08
めそめそ
1
藤岡氏は「つくる会」の中心人物であり、中立公正な立場からの意見はこの書から求むることができないが、一当事者としての意見が分かりやすく論理だって主張されており非常に分かりやすい。「教科書現物」と「つくる会」の教科書反対派の主張を確かめた後に、教科書採択に関する自分なりの意見を考えていきたいと思う。2011/12/30
Katsusuke Taira
0
test2019/02/17
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