内容説明
あの人の姿を思い浮かべながら、乙女は今日もケーキを焼く。
姉夫婦の旅行中、カッサンドラは甥と姪を世話することになった。子供たちはすぐになついてくれたが、ひとつ気になるのは、何かにつけて彼らが口にする、裏山の山小屋に住む“人食い鬼”の話だ。興味を引かれてそこへ様子を見に行ったカッサンドラは、目の悪い、ひどく無愛想な男性に冷たくあしらわれる。でも黒眼鏡をかけた彼は、鬼にしてはずいぶんハンサムだった。ベネディクトと名乗るその長身のオランダ人男性は、外科医の仕事に復帰するため、ここで視力の回復を待っているらしい。なぜか放っておけず、カッサンドラは彼の目となって読み物を読み、ケーキを焼いては彼を訪ねた――それが、恋であることにも気づかずに。
■唯一無二の作風で世界中のファンに愛されるベティ・ニールズの、1970年代の珠玉の名作をお贈りします。ベネディクトの黒眼鏡の奥には、何色の瞳が隠されているのかしら? そんなふうに胸を高鳴らせるカッサンドラの初々しい恋心が優しい筆致で描かれています。
*本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
17
姉の旅行中甥と姪の世話をするためマン島に着たヒロイン。「人食い鬼」と呼ばれているヒーローと出会う話。ダイアナパーマー全巻を断捨離した私同じく100冊くらいあるベティも捨てなきゃという事で手をかける。金太郎飴のような内容だからすぐ捨てられると思ったけど‥また読んでしまった・・これって髪染める時のお供に丁度良いのだけれども2023/06/09
豆乳くま
9
看護師のカッサンドラは姉夫妻が旅行の為甥と姪の世話をするためマル島へ。近所には人喰い鬼と噂される謎の人物が。好奇心旺盛なカッサンドラは手作りケーキをもってご挨拶に。だいたいはいつも通りのストーリーだが、この人喰い鬼こと、ベネディクトは目が見えず酷い癇癪持ちの口の悪い今までにない感じ悪いヒーローでした。全くどこに惹かれたのか?カッサンドラ?最後まで全然好きになれなかった!2022/06/29
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