中公新書ラクレ<br> パンツを脱いじゃう子どもたち 発達と放課後の性

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中公新書ラクレ
パンツを脱いじゃう子どもたち 発達と放課後の性

  • 著者名:坂爪真吾【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2021/11発売)
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  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121507457

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内容説明

「性の公共」をテーマとする著者の、書き下ろし新刊。
新型コロナの影響で学童保育に注目が集まる中、この数年間で、飛躍的に利用者数を伸ばしたサービスがある。それは「放課後等デイサービス」である。
放課後等デイサービスとは、障害のある子どもや発達に特性のある子どものための福祉サービスで、現在の利用者数は20万人を超えている。
その放課後等デイサービスの現場で問題になっているのが、子どもたちの性に関するトラブルだ。特に多いのが「人前で服を脱いでしまう」という行為。ほかにも、人前で性器をいじる、自慰行為をしてしまうなど、様々な問題が起こっている。
本書は、放課後等デイサービスの現場で起こっている性に関する問題を分析した上で、障害のある子どもたち、そして私たちが自分自身や他人の性とうまく向き合っていくための方策を探る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

6
社会学的な視点。著者は確か、上野千鶴子氏門下だったと思うが、本書も内容はインタビューや調査のデータが多い。2021/11/14

乱読家 護る会支持!

5
「放課後等デイサービス」で、「人前で服を脱ぐ」「性器に触る」「自慰行為をする」「無防備な格好をしてしまう」など性に関するトラブルが多発している。 著者は障害者の性に関する問題の解決に取り組む非営利団体「ホワイトハンズ」の運営者。現場で起こっている性の問題を、保護者や職員の声を基に分析した上で、その背景にある問題構造や社会課題を考える本です。 明確な解決策があるわけでは無く、結局、一人一人と向き合って、当事者に学ぶべきは学んでもらって、支援者同士で知恵を出し合って、解決を考えるしかないようですね。2024/01/26

ryo

5
放課後デイサービスに焦点を当てた性教育の本。なかなか興味深い内容だった!2023/01/21

TKY KBR

2
問題提起の部分が多くて、具体的な改善策が読み終わったあとにいまいち残っていない。 当事者の「相談する力」と支援者の「相談される力」、社会全体としてこの問題を受け入れる風潮が必要なのは分かったけど、じゃあそれぞれがその力を身につけるには具体的に何が必要でどういう動きをしなくてはいけないのか。が見えてこなかった。 障害児の性の問題に限らず、あらゆる社会問題に全く関心のない人に、どうやったら関心を持ってもらえるかってとても難しいことなのに、「まずはみんなが関心を持ちましょう」と言われても…2022/05/24

totuboy

1
筆者は様々な性の問題に正面から向き合っており、ひそかに注目している。今回目をつけたのは、発達障害と「性」の問題について。現場も主に放課後デイサービスという家庭や学校とも違い、子供たちの本性がよくあらわれる場を取り上げたことが面白い。この本の内容、しっかりと向き合って議論していかないと後々大きな問題となると私も思う。本書で面白かったことは、人前で自慰行為をすることについて、やっている行為を止めるのではなく、TPOを考えさせることが大事ということ。タブー視されてきた性の問題は教育現場でも真剣に考え始めねば2021/12/13

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