朝日文庫<br> となりの脳世界

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朝日文庫
となりの脳世界

  • ISBN:9784022650184

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内容説明

デビューから現在まで各紙誌に書いてきたエッセイを一冊にまとめた決定版。小さな頃の思い出から、影響を受けた本や音楽、旅先での出来事、今まで気づかなかった勘違いに、コンビニバイトのこと。解説は矢部太郎が漫画で描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

@nk

52
その感覚をそんなふうに書くのだから、面白くないわけがない。久しぶりの村田沙耶香をエッセイにて。面白さによっては、ほんのり怖さすら感じてしまう。読み手がとうてい辿り着かない視点で語られているからだろう。/日常の思考がそのまま彼女の小説世界へと繋がっている。耳で観たり、本の熱を感じたり、情報を食べたり。ここまでくると、エッセイなんてものでなく、物語が暮らす日々を眺めているような、ぐるりとまわった心地になってくる。けれどそんな独特さだけでなく、強靭な語り掛けにも心打たれるのが、村田沙耶香なのだ。2025/02/08

サンタマリア

47
村田沙耶香さんのエッセイ集。彼女の小説の種みたいなエピソードがあり楽しかった。また、読み進めるにつれ彼女はやばい人なのでは?という疑惑が膨らんでいった笑。僕の脳世界も他の人が見れば似たような感想を持つのかもなぁ。2021/11/13

ヨーイチ

46
村田沙耶香のエッセイ集。何故かエッセイを読みたくなった、否この作者の場合必要を感じたと言うべきだろう。あまり数はないみたいで、エッセイの連載を頼まれると言うことは「プロの作家」になった?と言うことでもあろう。コンビニでバイトは続けていたの?とか何歳だろうとか、よく出てくる友達っていつの友達?とかだんだん「紗耶香研究」が進んで行く気がして楽しい。勿論小文にも作品の素が埋め込まれていて納得することも有る。一読してわかったのは、この人の私生活の健全さと言うか、心配りが出来る賢さであろうか。続く2024/04/24

優希

45
村田さんの頭の中をのぞいている気分になりました。突飛な世界観を描くのが得意な理由やリアルな日常を描いていて面白かったです。2024/08/13

タツヤ

31
普通という感覚が薄い人なのだなと思ったけれど、それでも友人が多いのは、好かれる何があるのだと思う。2022/11/20

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