内容説明
夫婦別姓問題を知り、考えるための入門書。サイボウズ社長の青野慶久氏が、夫婦別姓を求め訴訟を起こした! 各界ビジネスリーダーたちは賛同、各紙誌の調査では賛成多数にも関わらず、なぜ「選択的夫婦別姓」は達成されない? 大きな話題となった青野社長の裁判、活動を通して、夫婦別姓を基礎から知ることができる。「子どもがかわいそう」「家族の絆がこわれるのでは?」といった疑問や不安についても応えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
29
「選択的」夫婦別姓: IT経営者が裁判を起こし、考えたこと。青野 慶久先生の著書。選挙になると「選択的」夫婦別姓に賛同しますという政治家がいっぱい出てくるけれど、いつになっても「選択的」夫婦別姓が実現していない。「選択的」夫婦別姓を実現するには青野 慶久先生のようなビジネスリーダーに先頭に立ってもらうしかないのかも。今となっては非常識かもしれない古い常識にばかりとらわれる時代遅れの一部の政治家や裁判所に任せていてもきっと何も変わらないから。2021/11/28
Taka
12
やったことのないことをやってみたい私としては珍しい姓だったら名乗ってみたい気もするけど、あらゆる名前を変えなきゃいけないのは面倒だし、やっぱり自分の姓でいいやという感じ。子供は自分の姓がいいなぁ。ただ私の苗字ってそもそも大凶なんだよな。変えた方が良いかな笑。別姓だと家族って感じは薄れるかもしれないが、そもそも他人に期待をしていないのでなぜ他人の姓にせなにゃらんのと。他人の選択肢を奪うことはとても暴力的なこと。選択した結果は自分に降りかかってくるので自己責任な気もするけど。色んな人と話してみたい話題かも2023/06/16
ジン
7
「選択制」夫婦別姓に賛成です。選択肢が増えることはいいことです。自分は名字に執着はないので、名字を変えることには抵抗はありません。ただ今のパートナーと結婚しその名字を名乗ることになると困ったことが起こります。①有名人と同姓同名になる。②職場の異性の同僚と同じ名字になってしまう。特に②番目は切実です。そうしたら社内では今の姓を使うことになるでしょうが、前述の通り「選択肢」が増えることで安心して結婚することができるのです。困った人を助けるのが法律だとわたしも思います。2021/12/19
Licaste
2
自分が改姓するのも相手に改姓してしてもらうのも嫌な私。単なるワガママだと思われるのも嫌で、なぜ自分がそう思うのかを見つめ直そうとしている中で読んだ。自分はとても珍しい名字で、この名字で四半世紀以上生きてきて、改姓には様々な手続きが必要で、誰も得しないように思えるから? かと言って相手に改姓を強要したくもない(自分が嫌なことは相手にもさせたくない)し、事実婚は相手が嫌がる。国が選択肢を増やせば解決するのに、等とおよそ感情論で考えていたときに、制度上、法令上の考え方を分かりやすく教えてくれた。導入向けの一冊。
oritako
2
夫婦別姓の裁判を起こされた当事者である青野さん (@aono)による本。一気に読める。イデオロギーの問題にされがちだが、日常の実際の困りごとを、戸籍を壊さずにアップデートしようという話。2021/12/13
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