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内容説明
そのお買いもの、ほんとうに合理的? セールやくじ、貯金のしかたなど身近な場面で失敗しなくなる、行動経済学のたのしい入門書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
penguin-blue
44
日常の『ちょっとした’お得感’’特別感’』の裏に隠された、消費者の購入意欲や満足感向上のためのからくりを、分かりやすい身近な例を用いて説明した本。数か月前に読んだ行動経済学の入門書も面白かったが、あちらの平易ながらもう少し広い範囲を網羅した学問からの切り口に比べてこちらは一般の読者を意識して読み物として楽しめるものになっている。自分で選んで買ったつもりが実はまんまと買わされたのかも…と思い当たることのひとつふたつきっとあるはず。この本を読んだら作者にどこかに誘導されるのでは?と疑わしくなってくる(笑)。2022/08/24
くさてる
30
人間は、正しさよりも「痛みを避け」「所有物を過大評価し」「公正と労力にこだわる」。行動経済学の本をこれまでに読んだことがある人なら既知の内容も多いかもしれないけど、分かりやすい具体例といかにもなアメリカンジョークがふんだんに挟み込まれていて、飽きずに楽しく読めます。それにしても、こんなに「知ってる」「分かる」ことだらけなのに、そこをうまく是正するのは難しいんだよなあ……2024/04/10
花男
21
最近の経済について翻訳された本は自分には合わないことが多い気がする。読むのがまどろっこしくなってしまう。例えば、こうした例はどうだろうか?といって海外の事例の説明を長々と説明に入り疲れてしまう。2022/11/28
はるき
13
ダン・アリエリー教授の新刊だ!と喜んだら既刊の再編だった。まぁ、年末に向けて何かと物入りで、財布のひもが緩んじゃうから戒めになって良いか。2021/12/03
K.H.
10
まだ2冊目だが、アリエリー教授の本は抜群に面白い。今作は(なぜか)コメディアンのクライスラーと組んでいるためか、ややユーモア過剰な気もするけれど、随所でくすりとさせられ、同時に身に沁みる。本書の中で挙げられているお金にまつわる不合理な行為を、わたしもだいたいやっている気がする。そしてその不合理を指摘されてなお、たぶんやめられないのだ。実はこの人たちの研究は、わたしたち非合理的な消費者のためではなく、そこにつけ込んでお金を使わせる側にこそ役に立つのではないかと思ってしまう。2022/06/09