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内容説明
ひとつの砂漠のオアシスが、いかにして世界有数の巨大娯楽都市になりえたのだろうか? ラスヴェガスの歴史をつくった三人の男たち――禁酒法の時代にギャンブルの街を支配したマフィアのボス、B〈バグジー〉・シーゲル。マフィアを追い出し、自らの桃源郷実現を夢見てたH・ヒューズ。そしてすべての人々が楽しめる〈究極のリゾート〉を完成させ、1990年代の大躍進をもたらしたS・ウィン。本書では、三人の男たちの波乱万丈な生涯を通じて、アメリカ史の縮図ともいえるラスヴェガスの歴史を明らかにする。 【目次より】●ラスヴェガス誕生――かつて砂漠のオアシスだったところが、ギャンブルのメッカになりえた理由 ●ラスヴェガス暗黒時代の幕開け ●ラスヴェガスに桃源郷を夢見た男 ●ラスヴェガスで「究極のリゾート」の精神を具現化した男 ●ラスヴェガスの陽は沈むか このきわめてユニークな街の歴史物語を「三人の男」を中心にひもとく一冊である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てり
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ラスヴェガスの歴史を三人の男を通じて紹介、クリーンなリゾート地となった現代ラスヴェガスになるまでの物語。安全で大人から子供まで楽しめるリゾート地となった一方、自殺率や若者の非行率の高さなど都市の問題も抱えているようだ。1999年発行でやや古く、今では状況が変わっているかもしれないが興味深く読めた。2022/09/12
をとめ
0
電子2021/12/30
にゃん吉
0
マフィアが牛耳る賭場から、その排除を経て、巨大カジノホテルの建設などが進み、ギャンブルだけでない娯楽の殿堂として隆盛を迎えるまでのラスヴェガスの歩みが叙述されています。カジノ合法化に舵を切った本邦が何を目指そうとしているかを知り、考える上でも有用な一冊な気がしました。