ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか

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ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか

  • ISBN:9784622090526

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内容説明

ワクチンの噂は誰がなぜ流し、誰がなぜ拡散するのか? 国際的研究プロジェクトを率いてきた人類学者が、噂の生態系を明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

97
コロナ前に書かれた本だからこそ、コロナワクチンを巡る欧州の抵抗運動が理解できる。公衆衛生は政府と結びつき、権威的な医学界をバックに強制力を持ち、しかもリスクを伴う。1853年イギリスで初めてワクチン強制法が制定され1859年ミル「自由論」の時代にワクチン抵抗運動がみられた歴史の反芻だ。表現の自由、選択権、個人の尊厳を守るためにワクチンは敵になるが、集団免疫を獲得するには集団の協力が必要になる。科学的なエビデンスより大衆側の噂が影響力を持つのは今も昔も変わらない。ただそれで被害を受けるのは社会的弱者なのだ。2022/04/28

榊原 香織

64
コロナの直前に書かれた本。 興味深い。 不妊になるとかデマがいろいろ言われるのは今回のがmRNAワクチンだからではなく、昔からなんですね。 アフガニスタンやナイジェリアでは医療側が襲撃されるレベル。 打つ側も命がけ。 筆者は人類学者。2022/04/23

たまきら

37
新着コーナーから。反ワクチンの本が多い中、ユニセフでグローバル予防接種コミュニケーション部門を率いた人が書いている本があると知りワクワクして読み、ちょっとがっかり。なぜなら反ワクチンの人たちに寄り添い、不安を取り除いているとはとても言えない内容だったから。特に日本における子宮頸がんワクチンの副反応を「心因性」とまとめているようにとれる記述は事実ではなく、こういう本は欧米中心とはいえユニセフ勤務の人が雑だなあ…と失望しました。こういうミスが反対派と推進派の溝を結局深める気がします。2022/01/30

BATTARIA

7
ワクチンに対する理屈抜きの反感は、コロナ禍以前から世界中であったが、その本質が見てとれる。物事は時と場合によっては、事実の立証や真実の解明が何の意味も持たないことが少なからずあり、高い治癒効果が実証され、致命的な服反応のエビデンスがなかったところで、何の意味もない。論文も読めない素人からエビデンスもなしに全否定されるような医療専門家たちは(岩田健太郎とか西浦博とか尾崎治夫とか)、自分たちがそうされて当然なことを、これを読んで 学んだ方がよろしい。2022/10/27

mawaji

5
反ワクチンに関係する書籍は専門家側の視点から記されたものが多く見受けられますが、本書は人類学者といういわば非専門家からの論考で、これはまさに解説で医療人類学者磯野真穂氏が指摘しているように、エビデンスに基づいたワクチンの効果を力説する専門家たちに欠けているかもしれない「正しさへの謙虚さ」に気付きを与えてくれる一冊で、医療従事者はポール・オフィットも読むべきですが、本書を読むことでバランスを取ったほうがよいかもしれません。「科学技術の豊かさとは対照的に、共に生きるという単純な技術を学べないでいる」キング牧師2024/08/09

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