内容説明
変身するサンショウウオ、頭に肢をもつハエ。科学者達はそこに飛躍的な進化の原動力を見た。進化の謎とその巧妙なからくりを探る書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
70
ニール・シュービンの本は分かりやすく且つ面白い。『ヒトの中の魚、魚の中のヒト』(2008年)『あなたの中の宇宙』(2014年)に続いて三冊目。最初の著書で内容はもちろんだが、文章に惹きつけられた。これこそ欧米科学者の伝統のナチュラルヒストリーなんだろう。2022/06/29
やいっち
59
ニール・シュービンの本は分かりやすく且つ面白い。『ヒトの中の魚、魚の中のヒト』(2008年)『あなたの中の宇宙』(2014年)に続いて三冊目。最初の著書で内容はもちろんだが、文章に惹きつけられた。これこそ欧米科学者の伝統のナチュラルヒストリーなんだろう。…僅か3年前に読んだ本書を再読。敢えて1週間を費やして楽しんだ。進化の研究に携わる多くの研究者らの人間ドラマも活写。巻末の参考文献も見逃せない。2024/12/29
小太郎
40
数ある進化論で疑問に思っていた事は漸進論(グールドの断続平衡説で否定されてますが)。いきなり目とか翼が出来るのは?だからその中間的な化石がある筈だというものですが目とか翼などに中間的な物は無いですよね。じゃあどうやって?それがこの本の言わんとする転用と盗用による進化の技法です。いみじくもダーウィンが言った「諸々の特徴の漸進的な変化には往々にして機能の変化が伴う」過去につくられた膨大な部品の再利用と新たな組み立てが飛躍的な進化の原動力だよ。これを遺伝子レベルから実際の色々な例を実証しています。成程!★42023/10/06
やいっち
11
ニール・シュービンの本は分かりやすく且つ面白い。『ヒトの中の魚、魚の中のヒト』(2008年)『あなたの中の宇宙』(2014年)に続いて三冊目。最初の著書で内容はもちろんだが、文章に惹きつけられた。これこそ欧米科学者の伝統のナチュラルヒストリーなんだろう。…僅か3年前に読んだ本書を再読。敢えて1週間を費やして楽しんだ。進化の研究に携わる多くの研究者らの人間ドラマも活写。巻末の参考文献も見逃せない。2024/12/29
人生ゴルディアス
10
もしも進化が遺伝子へのランダムな変異だけによるのなら、同時に数百の遺伝子が連携を取らねばならない各機能はいかにして発生しえたのか? 確率的にあり得なくないかという謎についての本。『進化の謎を数学で解く』では、調節遺伝子ネットワークをひとつの回路とみなし、ある表現型を維持したままどこまで回路をいじくれるかについて書かれていたが、結論は膨大な冗長性を持ち、なんなら別の表現型が出てくるまで連続性を持つ、というものだった。本書はその話について、進化生物学的なアプローチでほぼ同じ話をしてくれる。しかもわかりやすい!2021/12/28
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