【文庫】蜥蜴の尻っぽ :とっておき映画の話

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【文庫】蜥蜴の尻っぽ :とっておき映画の話

  • 著者名:野上照代
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 草思社(2021/10発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794225436

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内容説明

文学少女だった著者は伊丹万作と文通を重ね、終戦後、出版社で女性編集者となる。
井伏鱒二、太宰治、内田百閒などの名だたる文豪と交流し、やがて伊丹の縁で京都に渡り、
大映京都撮影所で記録見習いに。監督・黒澤明と出会う。
新米として『羅生門』の撮影現場に入り、最後の作品となった『まあだだよ』まで19本の黒澤映画に参加する。
数々の傑作を生み出した巨匠たちの素顔や交流を忘れられないエピソードとともに振り返る。
希望と混沌に満ち溢れた日本映画の黄金期を、山田洋次監督『母べえ』原作となった
自身の生い立ちとともに、懐かしく語り尽くす。

<目次より>
第Ⅰ部 インタビュー さらば、黄金の日々よ
第一章 焼け野原の青春
第二章 映画黄金期にすべりこむ
第三章 忍び寄る不協和音
第四章 不死鳥は飛ぶ
第五章 映画『母べえ』の原風景

第Ⅱ部 エッセイ集 落葉の掃き寄せ
三鷹町下連雀
「下戸の酒」
井伏先生とスニーカー
『赤ひげ』後のクロサワとミフネ
『静かな生活』垣間見録
『たそがれ清兵衛』の撮影現場を訪ねて
『明日へのチケット』のためにキアロスタミの家を訪ねた

文庫版付録 クロサワの素顔と撮影現場──NHK BS2番組より
(対談:紅谷愃一/出目昌伸/加藤武/仲代達矢/小泉堯史)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うちこ

5
よく知らないまま読みはじめて、途中で「あの人か!」となりました。(清水ミチコさんのモノマネで知っていた人でした) 出版社、映画会社、広告会社で仕事をし、文章も書き、自伝・回顧録は映画化され、長生きされているかたのエッセイとインタビュー。 この本をきっかけに、わたくしこのたび、苗字にちゃん付けで呼ぶ業界人の喋り方を嫌うことをやめました。野上さんが「ミフネちゃん」と言うのがいい。最高にいい。 太宰治に会いたくて、仕事と関係なくお手製のプレゼント持って太宰治の家へ行ったらあっさり本人に会えた話が面白かった。2024/01/20

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