日本が嫌いな日本人へ

個数:1
紙書籍版価格
¥565
  • 電子書籍
  • Reader

日本が嫌いな日本人へ

  • 著者名:呉善花
  • 価格 ¥530(本体¥482)
  • PHP研究所(2021/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569574936

ファイル: /

内容説明

旧来の日本型システムは、もはや限界に達した。病める日本を、かつてのような自信に満ちた日本に蘇生するには、大胆な制度改革の断行しかない! 「時代の流れだから仕方がない」といった消極的な姿勢では、制度改革は覚束ない、と著者は警鐘を鳴らす。また、日本人はもっと自国の文化、伝統、思想に自信を持てともいう。冷戦構造が崩壊して久しい今もなお、欧米追従主義を脱しきれない日本だが、今こそ日本は自ら「超欧」のヴィジョンを創造しなければならないともいうのだ。『スカートの風』シリーズで颯爽とデビューし、韓国人女性の目を通し、一貫して日本と韓国、日本と欧米の関係を見つめてきた著者であるが、本書には自信喪失状態にある日本人に対して、自国をもっと愛し、元気とやる気を出し、かつての自信に漲った国に生まれ変われという叱咤激励ともいえる文章が随所に見られる。そんな日本贔屓の著者の気持ちは何よりもタイトルにあらわれている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

18
崩壊しかけている日本のシステムを、他国のメリットを導入しなくても改善する余地があるということをこの本は教えてくれた。ただ、今は国がどうなろうと全く気にしない若者、新聞を読まない若者が多いので、この本を読んで何かしら考える人がいるかどうか考えてしまう。もっとこんな本を人に勧めてみたい。2001/01/24

MIKETOM

7
著者は韓国生まれの韓国人だが日本留学以来親日派となり現在は日本に帰化。本書は帰化前に書かれた。視線が非常にナチュラルで理性的に書かれているので十分に信用できる。というわけで、本書はバブル崩壊後の十年ぐらいをまとめた本であり日本人が自信を無くしていた時代に書かれた。まあ、日本人よ自信を取り戻せというエールを込めた作品であるといえる。日本という国の独特な文化や社会システムを肯定的に紹介していて嬉しい一冊。ラストに慰安婦絡みの一章があるがそれも納得できる内容。この人の書いた『韓国併合への道』をまた読んでみたい。2020/06/14

Rienco

0
★★ 客観的に書いてあり新たに気づく部分も多かった。視点が日本人からでは無いので視野の拡がりを感じた。2014/10/14

Y.Taka

0
日本人の本質や精神性を非常によく観察・考察されている良書。特に日本人と韓国人との意識の違いを理解するヒントが書かれている。非常に心地よく、スラスラと読める。2012/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/314613
  • ご注意事項