内容説明
この社会で「別にダメじゃないのに、なんかダメっぽいことになっている」アレコレ。
ちょっと立ち止まって、一緒に考えてみませんか？
『日本のヤバい女の子』著者による、「ダメ」の呪いを解いて明日が生きやすくなる思考実験エッセイ集！
フレンチで女が「おあいそ」するのは？ 男の子がコスメと生きるのは？ 女に性欲があるのは？
ベビーカーが「ベビーカー様」なのは？ 産休・育休で仕事に「穴を開ける」のは？ 怒ったときに思わず乱暴な態度と言葉遣いになるのは？
ヌードを芸術として受け入れられないのは？ やっべ～、今日何にもしてない……のは？
名前のない関係で生きていくのは？ 女が女と一生一緒に住む予定でいるのは？
人生のストーリーから外れてみるのは？
……あなたはダメって思う？ 人からダメって言われてきた？ 人にダメって言ってしまってきた？
自分でもよく分からないまま「ダメ」だと思い込んでいることはたくさんある。「ダメ」の大海原に漕ぎだしてみた！
「カドブンノベル」連載に書き下ろしを追加。
イラストもたっぷり！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トト
5
世の中に蔓延る固定観念のひとつずつに疑問を投げかけ、分析し、自由を与える試みのエッセイ。と言えば硬いが、中身はポップでウィット。哲学的に深い部分もあるので、自由に解釈して読めます。読めば読むほど、世の中訳の分からない縛りだらけと痛感。人類が宇宙に出る頃には古い価値観が過去の遺産になってると良いが･･･。2022/01/17
ゆきのこ
4
現状が何も変わらなかったとしても、他者が言語化してくれるだけで下がる溜飲は確実にある。2021/11/30
春
4
ずっと気になっていた著者の方の本。自分のことも人のことも、自分の周りの様々な物事のことも、がんじがらめに『こういうものだから』と思い込むことの窮屈さ、傲慢さについて、流されずに考えて行きたいと思った。「普通はそうするよね〜」などと自分が口にしてしまう時、いつも頭の片隅で（ところでその普通とやらはどれほど絶対的なもんなの？どうしてそんな偉そうなの？）と思い、もやもやしつつも言葉にできなかったような、そういうあれこれを可視化してもらった感じでした。2021/11/02
ただのわたし
3
著者の本はいつも、癒してもらえるようなエンパワーメントしてもらえるような不思議な存在。 ダメじゃないよと言ってもらえている気がしてありがたい。なんでもええんよ。2023/10/08
子
3
率直でストレートに見える文章は、それでもすべての読者にきめ細やかな気配りがされていて、人間性がうかがえる一冊だった。とても優しい方なんだろうな。なんとなくダメになっているルールは、環境や性格によっても人それぞれたくさんあるね。続編を期待しています。2023/09/15
