角川学芸出版単行本<br> お金の日本史 近現代編

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角川学芸出版単行本
お金の日本史 近現代編

  • 著者名:井沢元彦【著者】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • KADOKAWA(2021/10発売)
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  • ISBN:9784044006488

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内容説明

政治、文化、宗教とともに、歴史をみる視点で欠かせない大きなテーマ=経済。しかし、教科書などでは政治制度や歴史的出来事の延長線として習うことはあっても、それを因果関係や「歴史のif(もしも)」という観点から通史的に読み解くことは少ない――。大好評の前作に続き、金解禁、関東大震災、モラトリアム、昭和恐慌、新円切替、スミソニアン体制、ニクソンショックなど、近現代史を彩った「お金の歴史」を独自の史観で読みとく。日本はなぜ経済大国への道を拓くことができたのか。お金の歴史が概観できる、必読講義。


第一章 新貨幣制と金本位制への道
一、商売は「悪」という呪縛
二、不換紙幣からの脱却
三、地租改正と松方デフレの功罪

第二章 日露戦争による飛躍
一、ロシア帝国の脅威と日英同盟
二、アメリカ対日支援への裏切り
三、日本の列強入りと韓国併合

第三章 揺れる大正デモクラシー
一、第一次世界大戦の「特需」と「負の遺産」
二、米騒動・大震災・共産主義
三、現代史の重大事――世界大恐慌

第四章 敗戦からの高度経済成長
一、満州こそ日本の生命線
二、資源なき国の戦中戦後
三、経済大国ニッポンの行方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

47
本書の著者、井沢元彦さんの本を、私は一服の清涼剤として時々服用する。気分はすっきり、目から鱗が落ちる思いを味わいたいがためだけれど、今回も期待に違わず、日本の近現代の政治史を裏で、というより下で支えていた経済の動きを為政者の成功も失敗も、失敗も実に分かりやすく描き出している。本書前半のキーワードは「朱子学」だろうか。中国伝来の「迷信」に凝り固まった旧体制の人々を啓発、外国と対等に渡り合える国家にしようと努力した渋沢栄一や時の政府要人の事績が目に見える様である。本書後半のキーワードは、「諸外国との関わりの→2021/10/31

セヱマ

6
痛快で面白い、読みやすい。近現代江戸後期の朱子学病から、バブル崩壊まで。松方正義、高橋是清、神功皇后、和気清麻呂、アムール川、十万の英霊と二十億の国帑、知らないことばかり。如何に己が歴史を学んでないかがよくわかる。2022/01/10

乱読家 護る会支持!

4
「経済が政治を動かす」。 明治から現代にかけて、特に第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて、資本主義、自由主義の脆弱性が表面化したこと、主要国のステークホルダーがなぜ共産主義を恐れたのか、なぜ日本はドイツに近づいていったのかの井沢元彦さんの仮説。 歴史の真実は複雑な動きをするので、井沢さんの仮説が正しいかどうかは、僕には分からないが、「戦争は侵略行為だ」「戦争は悪だ」となんとなくの根拠で主張されている方々よりは現実的か仮説と僕は思いました。 経済を軸に置いた近現代史で、ストンと理解できた部分が多いです。2022/03/31

Kolon

2
井沢氏の解説は読みやすくて判りやすい。 2023/04/06

手ぬぐいゲッター

2
幕末の開国以来、日本は何回も大損する出来事があったと認識しました。  開国時の金銀交換比率の違い、世界大恐慌時の金本位制復帰、第二次大戦敗戦、こんなに何回も大損してきたのに日本はそれを乗り越えて豊かな暮らしができる国になっている。ご先祖様に感謝と自分たちもこれからの日本の向上のために頑張ろうという気持ちが出てきました。2022/01/06

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