内容説明
田原俊彦は、芸能界で常に戦い続けてきた。
アイドルに対する偏見、長女誕生記者会見時の「ビッグ発言」で誤解をもたれた一方で、ジャニーズ事務所を再生し、ドラマ主演の道を切り開いた功績が過小評価されているのではないか。
過去取材における田原本人の言葉、『教師びんびん物語』の盟友・野村宏伸、作曲家・都志見隆、『夜のヒットスタジオ』元プロデューサー、元CHA-CHAの木野正人など複数人へのインタビューで、初公開のエピソードを随所に盛り込む。
「哀愁でいと」「グッドラックLOVE」誕生の瞬間、『ザ・ベストテン』年間1位獲得秘話、独立の際に「ジャニー喜多川のお墨つきを得ていた」という証言、SMAP中居正広との邂逅……。「ジャニーズ事務所との共演NG説」も徹底検証。
1982年、88年のほぼ全出演番組(視聴率、内容、テレビ欄など記載)、『ザ・ベストテン』の全ランクイン曲の思い出のシーンを振り返る巻末資料も充実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
13
取材が綿密で感嘆。というか、これは取材じゃなくてファンがスターのすべてを追いかけたというもの。田原俊彦論とうたいながら、浮かび上がってくるのはむしろ「すごいよね、トシってすごいんだよ、ほんとは」とがぶり寄ってくる筆者の姿だ。テープを1000回見たとか、秒単位で動きを分析するとか、再生論の提言に至っては、もはや並のファンでは無理。対象を愛しているとしか言いようがない。読み終えたら、多くの人はライブ行きたくなるのでは。うーん、筆者の思惑にはまりそう。2019/04/03
金平糖
5
A。2020/09/18
nishiyan
4
田原俊彦さんのファンであり、長年取材してきた著者の集大成といえる作品。デビューから現在に至る軌跡を膨大な資料と田原本人と関係者への取材を元に丁寧に記されている。「ビック発言」が当初は問題とされていなかったことには驚かされた。また「ジャニーズとの共演NG説」については、田原本人と関係者が語る言葉に大きく頷いた。自主規制と忖度は、どこの世界にあるものだが、芸能界ほど激しいものはないのかもしれない。トシちゃんファンのみならず芸能マスコミ、メディアの在り方に関心のある人はぜひ読んでもらいたい。2018/07/31
じゅんじゅん
2
今年40周年。不器用かもしれないけど、ぶれない生き方が好き。トシちゃんを好きになってからの自分を回顧させる一冊でもありました。今さらながらにその魅力を再認識。トシちゃん、最高です(^^) ジャニーさんの最高傑作はトシちゃんで間違いない‼️と思ってます。 ジャニーズ事務所は、グループではなくピンのアイドルを誕生させるべきかと。 2019/02/13
レンコン餅
2
芸能界の資料として、大変重要な立ち位置になった。生まれたころは、「あの人は今」状態だったけれども、爆笑問題のフックアップで人気を戻してきたトシちゃんの論。インタビューや雑誌にテレビ。あらゆる情報源からあぶり出す真実。2018/10/11
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