内容説明
「世界が男のものなら、人生は女のものよ」
マリメッコを世界的ブランドに立ち直らせた
伝説の女性社長の情熱の物語。
キルスティが女性だけの広告代理店を立ち上げた時代は、
女性一人でレストランにすら入れなかった。
男女平等で知られるフィンランドも、
今とはまったく違う雰囲気だった。
瀕死状態だったフィンランドのいちブランドを
いかにして世界的ブランドに成長させたのか。
次々と創造的なアイディアを打ち出し、レトロ柄を復刻させ、
60代でマリメッコを長期の赤字から救った
女性経営者のサクセス・ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nranjen
11
図書館本。貧しい家庭に育ったひとりの少女が、自分で立ち上げた広告代理店で成功を納め、経営危機にある老舗「マリメッコ」を立て直して世界的成功を収めるまでを描いたサクセスストーリー。なぜ、高等教育を受けていない一人の女性がここまでのことをなしとげられたのか。それはキルスティ独自の感性によってなのだが、その感性がどのようなものかが描き出されている。著者自身が感じた彼女のカリスマ性が存分に表現されている。執筆は「キルスティとダンスを踊っているような夢のような時間」だったと語る著者。こんな執筆がしてみたい。2022/04/27
takao
2
ふむ2023/02/12
towerofthesun
1
女性だけの広告代理店を成功させ、のちにやや零落していたマリメッコを買収しフィンランドを代表するブランドへと再生した、天賦のマーケターセンスを持つキルスティ・パーッカネンの伝記。天才のセンスを持った彼女はまた今で言うワーカホリックなところもあったようで、部下として働くのはしんどそうな気もしたが、顧客だったらきっと全幅の信頼を寄せただろうな。2022/03/27