集英社新書<br> EPICソニーとその時代

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集英社新書
EPICソニーとその時代

  • 著者名:スージー鈴木【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 集英社(2021/10発売)
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  • ISBN:9784087211894

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内容説明

「80年代」と書いて、「EPICソニー」と読む――。先進的な音楽性により80年代の音楽シーンを席捲したレコード会社「EPICソニー」。レーベルの個性が見えにくい日本の音楽業界の中で、なぜEPICだけがひと際異彩を放つレーベルとして君臨できたのか? そして、なぜその煌めきは失われていったのか? 佐野元春《SOMEDAY》、渡辺美里《My Revolution》、ドリカム《うれしはずかし朝帰り》など名曲の数々を分析する中でレーベルの特異性はもちろん、当時の音楽シーンや「80年代」の時代性が浮かび上がっていく。佐野元春ロングインタビュー収録。

目次

はじめに――EPICソニーから遠く離れて
第一章 EPICソニーの「音楽」《1.SOMEDAY~いつか、EPICソニーが(1979~1984)/2.My Revolution~EPICソニーが起こした革命(1985~1987)/3.笑顔の行方~EPICソニーの向かう先(1988~1990)》
第二章 EPICソニーの「時代」《1.EPICソニーの「歴史」/2.EPICソニーの「意味」》
第三章 EPICソニーの「人」《1.小坂洋二インタビュー/2.佐野元春インタビュー》
おわりに――EPICソニーをきちんと葬り去るために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポップノア@背番号16

83
佐野元春、TM NETWORK、渡辺美里、大江千里、岡村靖幸、遊佐未森… 。私が学生時代に聴いていたアーティストのほとんどはエピック所属でした。著者曰く、「歌謡曲とニューミュージックとロックのど真ん中。その最たる曲が『My Revolution 』。そして、後のJポップにも多大な影響を与えた」とのこと。CBSソニーから枝分かれし、アーティスト指向とPVに力を入れた独自戦略は、音楽が最大娯楽だった当時の若者を虜にしました。敏腕プロデューサー⋅小坂洋二氏へのインタビューは超貴重。お人柄が知れて嬉しい限りです。2021/11/08

更紗蝦

33
私にとってEPICソニーといえば、遊佐未森・詩人の血・BAD MESSIAH・エレファントカシマシ・CHARAあたりなのに、著者の好みは佐野元春・大沢誉志幸・岡村靖幸あたりなので、予想とはだいぶ違う内容だったのですが、「バブル=青春の良き思い出」という世代の人にとってEPICソニーはどういうイメージなのかがロスジェネ世代の私にもよく分かるという点においては、読む価値がありました。…とはいえ、エレカシの扱いが「BO GUMBOSのついで」という感じだったり、CHARAを完全無視するのは、さすがにどうかと…。2022/02/24

hanchyan@飄々 

29
BSの「カセットテープミュージック」好きなともだちが押しつ……貸してくれた本。「『80年代』と書いて、'80年代音楽シーンに異彩を放ったレーベルの研究・所属アーティストの楽曲の解題本だが、当時の習俗・風俗あれこれに手を拡げて「あーあったなー」的な時評もどきになることなく、あくまでも「EPICソニーの楽曲」から焦点をブラさないので読みやすい。なにより著者のこだわりが感じられる。初めて知ったトピックに感心したり膝を打ったり。佐野元春へのインタビューは読んでて背筋がのびる感じがした。なかなか面白かった。2022/05/02

あや

22
80年代にロックの潮流を作ったEPICソニーを俯瞰的に描く。佐野元春ファンとしては佐野さんのインタビュー読みたさに買ったけれど小坂洋二さんと佐野さんの出会いのくだりはとても貴重であった。旧き佐野さんファンには「サムデイ」のサウンドがいかにして生まれたかというあたりがキモではなかろうか。2022/07/25

五月雨みどり

22
EPICソニーのアーティストでライブまで行くほどのファンになった人たちはいないけど(行くんだったらCBSソニーのほう),友達やレンタル屋で借りては聴いてた,時代に取り残されまいと。特に隆盛を誇った時代は自分の高校時代にまんま重なるので,あのころのキラキラした思い出(特に何か輝くような出来事があったわけではないし平凡な田舎の高校生だったのだけど,日常の瞬間瞬間が今思い返すとなぜか透き通った眩さに満ちている)に浸ってしまった週末。「EPIC25」っていうCDがあるんだよね,やっぱ買っちゃおうかな。2021/10/23

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