新しい地域ネットワークの教科書―――ご近所の共助があなたの未来をひらく

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新しい地域ネットワークの教科書―――ご近所の共助があなたの未来をひらく

  • 著者名:伊藤幹夫【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • あさ出版(2021/10発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866673134

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内容説明

超高齢社会を生き抜く、ご近所ネットワークの可能性の選択肢とは!?

「ご近所」とは、イコール「町内会」ではなく、
すべての日本人に共通する最も身近なコミュニティ。

家庭や仕事、学校以外のコミュニティに属することで、
人生の楽しみを増やし、生き方を考え直すことにつながる。

超高齢社会の問題(老老介護、孤独死など)に向き合い、
共に生き抜く、ご近所相互扶助のパワーと今後の展望。
地域共生社会への第一歩として、「ご近所」の可能性を考える。
地域ネットワーク事業に携わる人に具体的な活動方法を教示し、手引きとなる本にする。

これから一冊をかけて、地域共生社会に向かう具体的なアプローチとなる、
ご近所起点の新しい地域ネットワーク、
つまり、ご近所の未来づくりについてお話ししていきたいと思います。

ご近所が、セーフティネット(安全網)として機能し、
私たちの日々の生活を豊かにできる。
ご近所の犯幅広い可能性(希望)の選択肢を描くことのできる本になればと思っています。


■目次

●第1章 「現状」と「ありたい姿」を共有する
・ご近所に光を当てる理由
・「ご近所づきあい格差」が広がっている
・根強く残る右肩上がりの価値観モンスター
 ほか

●第2章 地域共生社会をイメージする
・後期高齢者が見ている景色
・母子家庭で育った男性がご近所の大人たちから学んだこと
・40代引きこもり男性の言葉
 ほか

●第3章 ご近所の共助を「自分ごと化」する
・2030年に需要の高いスキルは学校では教えてくれない
・教育界で話題の非認知能力が育まれる
・子供から家庭へ、子供から地域へ
 ほか

●第4章 変化を起こす「考え方」「心構え」に向き合う
・人づきあいは「ゆるくかるく」で大丈夫
・孤独と孤立の本質を理解する
・複数のコミュニティに属するメリット
 ほか

●第5章 最大の壁「メンタルモデル」に向き合う

●第6章 日本人について考える

●第7章 行政の限界と住民主体について考える

●第8章 地域の活動に共通する難問を解決する

●第9章 ご近所の共助が日本の未来をひらく

■著者 伊藤幹夫(イトウミキオ)
1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
りそな銀行(旧大和銀行)、ディップ、アニコム損害保険に勤務後、2019年に起業。
2015年から2年間多摩大学大学院での学び直しと同時に地域社会にどっぷり浸かる。
現在は、多摩大学医療・介護ソリューション研究所に席を置きながら、町内会会長、
成田ニュータウン自治会連合会事務局長、自主防災組織会長、指定避難所運営委員会委員長に加え、
多くの地域支援活動に向き合っている。公益財団法人さわやか福祉財団のさわやかパートナー。
一般社団法人若草プロジェクトの賛助会員。公益財団法人丸和育志会の会員(優秀プロジェクト賞受賞者)
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

50
2025年1冊目。自分自身の思考の整理ため、手に取った。数年前から考えて、少しずつ手掛けていることを、背中を押してもらった気持ち。おたがいさまというのは、自分の中では前提になっている。例えば、ケアする側・される側というのは、狭い意味での認識。視点を少し変えるだけで、そこには相互作用があることは、取り組んでみると実感できる。人は、社会的な生き物であるし、そこに視点を置くことに尽きる。小さく始めて、地道に育てる思考。「小さな変化を数多く(瀧本哲史先生)」の言葉が、いつもこころに浮かぶ。2025/01/01

naka

14
この分野の研究者による本で、実際に地域ネットワークに関わっていて、その経験を踏まえつつ、ポイントがまさに教科書のようにまとめられています。心理的安全性を確保しながら世代間のコミュニケーションを少しずつでも行うべきという著者の主張には同意するものの、難しいな、とも思いました。2025/01/17

jackbdc

10
著者は自治会活動を主体的に行うなど共助に資する活動を地道に実践しているという。地域にとって貴重な人材である。本書は著者の経験から共助を肯定的に解釈し、誰もが近所の人との繫がりを強化する事で幸せになれると説く。これは仮説であり必ずしも全員に当てはまるものではない。個人主義的な価値感が広がり生活や趣味の多様化も著しい中で共同体をどのように維持すべきなのか。誰も答えは分からない。著者も日々様々な課題に直面していると思う。日常の活動において悩み考えながら、答えを探るように本書を記述していったのだろうと想像した。2021/11/18

Go Extreme

4
「現状」と「ありたい姿」を共有する:ご近所づきあい格差 右肩上がりの価値観のモンスター 地域の活動には共通言語なし 地域共生社会をイメージする:ピアサポーター ご近所の共助を「自分ごと化」する:非認知能力 一次情報の大切さ 変化を起こす「考え方」「心構え」に向き合う:ゆるくかるく 孤独と孤立 2項対立の罠 最大の壁メンタルモデルに向き合う 日本人について考える:災害大国日本→助け合い文化 行政の限界と住民主体について考える:居場所づくり 地域の活動に共通する難問を解決する ご近所の共助が日本の未来をひらく2021/11/09

おさと

4
町内会って行政の委託だったんだーーと驚いた。2021/11/02

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