内容説明
1990年の春から1997年の末まで、著者はエジプトのカイロに暮らした。この本は、その滞在のときのことを中心に、エジプトで見聞きしたことを書いたものである。
滞在中に意識や関心に引っかかってきた事柄を、日常茶飯のできごとから観光、古代、宗教といったことまでジャンルに関わらず集め、エジプトの持つ多様な顔を表現するエッセイ。『旅行人』連載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
eiro
5
90~97までのカイロ滞在記。「旅行人」から出版されたからには、時代も場所も読みごたえ抜群。当時のインドなんかよりハードだったのではないか。タクシーの話だけで何となく懐かしくなる。タクシーのたまり場でボリそうにない運転手を勘で選ぶ。助手席に乗る。日本人か?カラテはやるのか?トヨタの車はいくらぐらいで買えるか?などのパターンに、ボラれる隙を与えないように真剣に会話対応していた。この呼吸は今でも錆び付いていないと思う。今はウーバーとかだもんな。逆に使ったことないけど。きっと無茶苦茶楽なんだろうな。2025/09/14
まみず
2
空気感がほんのり伝わってくるような丁度いい温度感でとても良い。派手さも悲惨さも無く、産地直送なエジプトを感じられる。旅に出たくなる。2021/01/30
どくしょん
2
中2・国語の教科書(東京書籍)に「黄金の扇風機」というエッセイが載っていて、興味が湧いたので同著者の書いた本を探してこれにたどりついた。それにしても、とんでもない国なんだなあエジプトって。 とてつもなくエネルギッシュで混沌としていて、ルール無用で、人間くさい。 数々のエピソードが面白くてどんどん読みすすめていけたけど、途中からあれっと思うようになった。エジプトの人々のエネルギーの正体は必ずしも正のものばかりではないのか・・・。そういったエジプトの文化や政治への考察に移行していくあたりが深かった。 2016/09/16
himehikage
2
旅する前の心構えに。2008/01/12
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