三島の子どもたち:三島由紀夫の「革命」と日本の戦後演劇

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三島の子どもたち:三島由紀夫の「革命」と日本の戦後演劇

  • 著者名:日比野啓【著】
  • 価格 ¥3,366(本体¥3,060)
  • 白水社(2021/10発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784560098103

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内容説明

劇作におけるフォルマリストの系譜

歌舞伎を「旧劇」とした新劇は、1960年代後半~70年代前半にアングラ演劇によって乗り越えられたのだ──といった歴史観が、今も大勢を占めている。新劇とアングラには巷間言われるほど断絶はなく、明治期以来の非伝統的な演劇はみな小劇場というカテゴリで括られうる──といった見方もあるが、それはまだ少数派だ。本書は、この二つの史観を包含する視座を提示し、その鍵は三島由紀夫であると主張する。
アングラ以後の世代の劇作家たちを「三島の子どもたち」と見なそう。アングラとその後の小劇場は、三島の開き直りの上に開花した運動だ。原型的モチーフを織りなおす三島の「意匠」は井上ひさしと寺山修司を後押しし、「本物/贋物の対立」という三島のテーマは、別役実、つかこうへい、野田秀樹や平田オリザまでもが駆使するツールとなった。
三島由紀夫の「遺伝子」は、演劇においてどのように継承されたか? 岸田國士や福田恆存を皮切りに、アングラからメタシアター、アンドロイド演劇まで、50年間の劇作家たちによる「様々なる趣向」を検証! 松尾スズキやケラリーノ・サンドロヴィッチ、岡田利規や藤田貴大ら現代演劇の旗手も視野に収めた、正統なる現代演劇史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

T. Tokunaga

1
初出がまちまちだからか、一貫性をやや欠くので、そのぶん読みづらい。特に、80年代演劇になると、堰を切ったようにポストモダンを出してくるので、哲学に暗いわたしにはわかりづらかった。2022/09/22

nightowl

1
初出誌有りのものや書き下ろしが混在しているため、文章の温度に差を感じる。平均的に着眼点は良いので感心しつつも、つかこうへいの章は作品よりメタシアターについての話が大半を占めており作者括りにしない方がよかったのでは...三島由紀夫の章の本気っぷりは流石なので、一冊まとめて研究本が読みたい。2022/04/30

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