内容説明
長年にわたり自民党政治家たちの傍で取材し、政権に大きな影響も及ぼした著者が、コロナ禍の今、改めて自民党の歴史を振り返りつつ、なぜ国民は自民党を選択し続けるのかについて迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
12
日本が抱える6つの問題(エネルギー、経済、安全保障、選挙制度、ジェンダーギャップ、政権交代可能な野党)について語る内容。アメリカとの関係が大きく影響する安全保障と先が見えない経済対策、この2つに関する解決策、政府が考える策に対する対案を発表できる野党がいないので、もうしばらく自民党政権は続きそう……2022/01/13
geki
4
日本の直面する問題点をその背景を少しだけ振り返りながら、そっと撫でている感じ。田原氏ならではのトリビアがちょっと面白いぐらい。危機ばかり取り沙汰される日本だが、日本はそんなに簡単には変わらない。変わりようがない。変えようとする人がいないんですから。教育が鍵のような気がするんですがね。小中高大と長い時間を費やして、一体何を教えているんでしょうかね。2021/11/23
Go Extreme
2
コロナ敗戦の日本で: 罰則規定付き緊急事態宜言 無観客開催と感染爆発 未来志向の政治とは―六つの重大課題: 脱炭素と原発ー課題一・エネルギー政策 新しい成長戦略―課題ニ・経済政策 米中戦争の回避ー課題三・安全保障政策 金権か、付度かー課題四・選挙制度 男女格の解消ー課題五・ジェンダーギャップ 新・連立の時代—課題六・政権交代 東日本大震災は第二の敗戦 アメリカの国策に支配される日本 物事は「空気」で決まる 産業構造の抜本的改革へ 日米地位協定改定の重要性 男女格差は日本の構造問題 緊張感なき自民党議員たち2022/01/02
KEI
2
田原総一郎氏はテレ朝での番組をよく拝見している。司会者としては?な部分は多いが面白いので。 この本でも田原氏の主張にはテレビと同じでぶれはない。確かに日本には大問題が多すぎる。これだけスキャンダルが連発の自民党が選挙で勝利するのはなぜなのか?田原氏も本書で述べているが野党が弱すぎるのだろう。しかしこのまま自民党のやりたい放題政治が続けば日本は世界から更においていかれ、後進国の仲間入りである。国民一人ひとりが日本を考えるときにきていると感じる。2021/12/07
コウトク
2
田原総一朗の本は初めて読んだ。非常にタイムリーな内容。さすがに、第一線のジャーナリスト。政界にも顔が広く、記述内容も幅広い。今の日本を取り巻く状況がよくわかり、非常に参考になったし、おもしろかった。2021/11/04