日本経済新聞出版<br> 「社会主義化」するアメリカ 若者たちはどんな未来を描いているのか

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日本経済新聞出版
「社会主義化」するアメリカ 若者たちはどんな未来を描いているのか

  • 著者名:瀬能繁【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日経BP(2021/10発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532359027

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内容説明

■自由と競争を愛する国で、いま何が起きているのか。米国の若者たち「ミレニアル世代」「Z世代」の多くが社会主義に傾倒。大企業優遇や社会保障の不備など資本主義のゆがみへの批判、グリーン・ニューディール、時代を象徴するリーダー、オカシオコルテスの登場――経済社会の地殻変動の現場を描く。

■米国の資本主義や経済社会システムのひずみやゆがみを是正しようと近年、「社会主義」に傾倒する若者が急増している。背景には、2001年の米同時テロ、08年のリーマン危機を経験し、米経済社会の閉塞感を強く感じるようになった事情がある。全国民に医療保険を提供する「国民皆保険」(メディケア・フォー・オール)、最低賃金の引き上げ、大学の学費の一部無償化、再生可能エネルギーを普及させるため巨額の投資を通じて大量の雇用を生み出す「グリーン・ニューディール」――。こうした政策を支持する若者らは2016年に民主党の大統領候補指名争いで一世を風靡したバーニー・サンダース上院議員を後押しするとともに、20年の米大統領選挙でジョー・バイデン氏を当選させた隠れた立役者となった。

■米国のミレニアル世代やZ世代にはどんな特徴があるのか。なぜ多くの若者が社会主義にひかれるのか。それが米国政治や社会にどんなインパクトを与えようとしているのか。そして日本や国際社会はどのような点に注視すべきなのか。
 
■米国のミレニアル世代やZ世代は今後数十年にわたり米国の中核層となる。本書では、そのかなりの割合の個人が社会主義に親近感を抱いている現状に光を当てる。米国の経済社会や政治の今と未来を考える手がかりとなる一冊。

目次

第1章 米国の若者の社会主義ブーム
第2章 米国の若者の政治パワー
第3章 米国のミレニアル世代とZ世代とは
第4章 米国の若者の憂鬱・覚醒
第5章 AOC登場
第6章 若者の「緑の革命」
第7章 バイデン政権と社会主義
第8章 米国の若者と社会主義はどこへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だけど松本

2
社会主義といっても従来のものとは違くて、民主社会主義というらしいんだけど、じゃあどう違うのか、どういうものなのか、というのが結局理解できなかった。2021/12/24

Oki

1
「社会主義」と「共産主義(コミュニズム)」をどう定義別けしているのか?また「社会主義」と「資本主義」を別物として定義しているのか?2024/09/16

mochizo

1
町山智弘さんの話を日ごろから聞いているので、以前のように白人至上主義が薄れつつあるのは理解しています。前回のトランプが最後の白人至上主義で当選した大統領になるのでしょう。今後、非白人がメジャーになると、今後の大統領はどのようになるのか、それと多様性がどのようになるのかが見ものですね。あと、共和党がいつまで続くのかも、注視していきたいですね。それは、日本の保守層の転換期にもなることですから。2022/01/10

たかひー

0
★★★ 社会の意思が反映されるのが政治、選挙とは言え、選挙や政治家の興隆が中心に語られていて少々物足りなかった。タイトル通りもう少し選挙以外の部分での社会にも触れてほしかった。2023/07/20

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