角川ホラー文庫<br> 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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角川ホラー文庫
逡巡の二十秒と悔恨の二十年

  • 著者名:小林泰三【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2021/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041119938

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内容説明

わたしは20年前の記憶に苛まれ続けていた。
子供の頃のたった20秒の迷いが、川で一緒に遊んでいた幼馴染を見殺しにしたのだ。
当時の「記憶」は次第に「現在」を崩壊させ始め……?(「逡巡の二十秒と悔恨の二十年」)

表題作ほか、食用の人間がいる世界を描く問題作や、落語と都市伝説の有名人たちを掛け合わせたユーモア作、代理出産をめぐる壮大な物語まで――。
ホラー、ミステリ、SFのジャンルを超えて読者を驚愕させてきた著者の、単著未収録作品集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっこ

63
10話短編。その作品も小林さんらしいグロテスクなホラーでその世界観に一気に引き込まれる。バラエティな一冊。なかなかグロさが後を引くものもあります。「ようぐそうとほうとふ」がチラッと出てきて嬉しかった。2022/07/23

キナコ

30
ホラー・ミステリー・SFと様々な短編で構成された一冊。全10話。どれも読了後の胸に残るざわつきがクセになる。会話を通しての言葉遊びがテンポよく、一気に読んでしまった。 特に「イチゴンさん」「メリーさん」の言葉遊びか好き。会話文が多いが、会話だけで登場人物の表情や仕草が読み取れるような世界観が流石だと思う。グロさとエロさを混ぜ混めた世界観は好き嫌いが分かれるかと思う。2022/03/13

みなみ

28
単行本未収録作品が集められた短編集。グロさとエロさが入り混じった世界観は賛否が分かれるだろうけれど、これでこそヤスミンだよなぁとしみじみしながら読了。お気に入りは「メリイさん」と表題作の「逡巡の二十秒と悔恨の二十年」。一方で「食用人」「サロゲート・マザー」はグロいため、なかなか周りにおすすめすることは難しい。2022/10/18

おすし

27
『玩具』みっちゃん。あああああっ。『逡巡の二十秒と悔恨の二十年』脳内時間 『侵略の時』タイトル通りのグロSF 『イチゴンさん』民間信仰系ホラー 『草食の楽園』人間雑食でちょうどいい 『メリィさん』www 『流れの果て』“果しなき流れの果に”オマージュ?壮大な多世界をさまよう男と待ち続ける女 『食用人』、『サロゲート・マザー』肉食に関するキレイごと…ヤスミンこれ系テーマ多いね 『吹雪の朝』お得意のキモい女系ミステリ ──あたま二話のチョイスがデビュー作を思わせ胸熱。ヤスミン中毒患者向けのシビレル一冊。2022/05/17

くまちゃん

27
SFやホラーな短編集。どれもグロな感じなので受け付けない人もいるかも。作者らしい言葉の応酬も懐かしく。久しぶりに、ようぐそうとほうとふに会えた。てぃーきーらいらい!!2022/02/16

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