内容説明
「着物」にまつわる、知識雑学を、イラストととともに丁寧に解説。
着物にまつわる、いわば百科事典として、着付けやマナーなど基本的な知識はもちろんのこと、着物=日本の服飾文化として、歴史にまつわるあれこれや、着物を愛した俳優や文化人、映画や伝統芸能、文学などについても、イラストとともに丁寧に読み解きます。
雑学辞典でありながら、着付けなどの実用面もしっかり強化。
基本的な着付けのノウハウも、イラストを多用して丁寧に解説していますので、着物初心者のための入門実用書としての活用はもちろん上級者にとっては、着物の周辺の伝統文化にまつわる読みものとしても、楽しめるはず。
これまでにない新たな着物本として、幅広い層の方々に愉しんでもらえる保存版です。
目次
着物と仲良くなりたい皆さまへ
この本の楽しみどころ
この本の読み解き方
プロローグ
「着物」のルーツ
「着物」のおしゃれ変遷
着物ができるまで その1 着物になる素材~糸作りまで
着物ができるまで その2 糸から、着物の反物になるまで
着物ができるまで その3 反物から、着物に仕立てて着るまで
用語 あ~わ
カテゴリー別 索引
別冊[おしゃれ着物の着かた帖]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
12
浮線綾??? 見たことも聞いたこともなかった。和裁で一通りの語彙はふむふむ、と分かったつもりで頷きながら読んでいて、転倒。織糸を浮かせて模様を織り出した綾織。なんや字面のままやないの、とツッコミつつ、フセンリョウという響きにも違和感。水文にも観世水と光琳水がある。言われてみれば、確かに違う。和の世界、深い。それにしても水文は一発変換できたけれど、流石にフセンリョウは無理だった。道明と竺仙は写真も添えて取材記事があり、嬉しい。カバー裏見返しに、村上春樹語辞典、談志語辞典、宝塚語辞典、焼酎語辞典……すごい!2021/11/07
Yoko Kakutani 角谷洋子/K
4
イラストは可愛いし、染めや織りに関することも詳しく、有名な職人さんまでしっかり抑えていて、着物好きがこれ1冊持っていたら、すごく便利というレベルの本でした。竺仙の浴衣とか欲しいですわ。2023/04/30
僕素朴
0
イラストが素敵。道明とか見開きで紹介されててツボおさえてる感がいい。大島によく見るあの模様は秋名(あきな)バラ。バラはカゴやザルの文様の意。かまぼこ板で作る帯留、彩色してネイル用トップコート塗って仕上げ。可愛いけど厚みは大丈夫か? 矢絣が結婚の時の縁起柄だったのは「出戻らない」って現代の感覚だとちょっといやだな。イラスト可愛いのだけど、これは写真のほうが…とか、写真のときもあるのだけど小さすぎてよくわからないとか、気になったところがあった。2022/12/10