ブルーバックス<br> うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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ブルーバックス
うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

  • 著者名:増田隆一【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2021/10発売)
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  • ISBN:9784065170144

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内容説明

うんちに秘められた生き物たちの「すごい生きざま」!
なぜするのか?
いつからしはじめたのか?
しない生き物はいるのか?
臭い理由は?
うんちに擬態する生物や、他人のうんちを食べる動物がいる!?
仲間やライバルの行動を支配する、うんちを使った情報戦略とは?
うんちとは……、進化の結晶にして生存戦略の武器だった!
思わず誰かに話したくる「うんちのうんちく」が満載!


〈もくじ〉
第1章 生物にとって「うんち」とは何か
第2章 個体にとっての「うんち」──なぜ「する」のか
第3章 集団にとっての「うんち」──果たして「役に立つ」のか
第4章 他の生物にとっての「うんち」──「うんち」を使った巧みな「生き残り」&「情報」戦略
第5章 環境にとっての「うんち」──地球規模で活躍する「うんち」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

92
「うんち」とは何か?「うんち」の役割とはどんなものがあるのか?臭くて汚いと嫌われるうんちくんが、旅人のミエルダと共に旅をしつつ、生物にいつからうんちをするようになり、うんちの成分は何か、なぜ臭いのか、生物がうんちを利用してきた歴史、環境にとってのうんちを知る。うんちに対する見方が変わる。「うんちを知る」=「自分を知る」ことであり、「うんちを排泄する」ことが「生きている証」であることに他ならない。植物のうんちは枯葉であり、いずれも土壌動物が食べて、そのうんちを植物が根から吸収するんだね。目から鱗の内容です。2022/04/06

やいっち

80
著者によると、「うんち」を考えることは、「生き物」とは何か、「いのち」とは何か、人間を含めた生き物を取り巻く「環境」とは何かという一大テーマに繋がるという。その成果が本書だ。小学校などで「うんち」がやりづらい、行くと揶揄われるなど、問題になっているとか。著者としては、「うんち」の果たしている役割を家庭や学校や友達の間で、みんなで考えてもらい、翻って生き物や命について考えてほしいのだ。2022/01/26

鱒子

75
図書館本 うんちくんと一緒に旅をしながら考える本。ブルーバックスらしく考察深く読みやすく、そして真面目なうんちでした。うんち大事ですね!モリモリ食べてモリモリ出したいと思っています。うんちくんの相棒…緑色で旅装でとんがり帽子とくれば……スナ○キ○?2021/12/01

TakaUP48

60
タイトルに吊られて手にしたが、うんこドリルほどは易しくはなかった。「生き物」を呼び替えた「生命」の3条件は、複製・代謝・進化。うんちは代謝と深い関係。異種動物の「うんち」の活用例でフンチュウなど数種。現代社会から敬遠される「うんち」。学校のトイレでの大のしずらさ、音や消臭剤で遠ざけ、人間関係でストレス性の下痢・便秘。ヒトは「うんち」からの情報や大切さを知るべき!「うんち」役割4ヵ条とは、①生き物と進化の証②個体間のコミュニケーションを担う③種間の情報戦略と種の存続に有益④生態系での物質循環を担うこと。2022/05/16

ローレンツ🐾

23
うんち博士のミエルダとやたら聡明なうんちくんがうんち学を紐解いていく旅の物語。なにやら緩い感じかなぁと思いきや、そこはさすがのブルーバックス!ちゃんと科学していました!【うんち(糞)】についての内容をぐんぐん掘り下げていくと、なかなか面白い!生物学的にも生態学的にもかなり興味深い内容。ちなみに著者はゴリゴリの動物地理学者でヒグマの研究もされている方です。良書。2022/06/21

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