岩波新書<br> 東南アジア史10講

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岩波新書
東南アジア史10講

  • 著者名:古田元夫
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 岩波書店(2021/10発売)
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  • ISBN:9784004318835

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内容説明

ASEANによる統合の深化,民主化の進展と葛藤.日本とも関わりの深いこの地域は,歴史的にさまざまな試練を経ながらも,近年ますます存在感を高めている.最新の研究成果にもとづき,世界史との連関もふまえつつ,多様な民族・文化が往来し東西世界の要となってきた東南アジアの通史を学ぶ.「歴史10講」シリーズ第五弾.

目次

第1講 青銅器文化と初期国家の形成 先史時代~9世紀┴1 東南アジア地域の特徴┴2 青銅器文化と初期国家┴3 古代国家群の展開┴第2講 中世国家の展開 10世紀~14世紀┴1 東南アジアの中世を規定した要因┴2 農業国家から発展した中世国家┴3 交易国家の新展開┴4 転換期としての一三~一四世紀┴第3講 交易の時代 15世紀~17世紀┴1 「交易の時代」の背景┴2 「交易の時代」の新興国┴3 新たな外来商人の活躍――ポルトガル,スペイン,日本,オランダ┴4 「交易の時代」の大陸部諸国家┴5 マレー・イスラム世界の展開┴第4講 東南アジアの近世 18世紀~19世紀前半┴1 東南アジアの近世の規定要因┴2 大陸部の近世国家の展開┴3 ヨーロッパ勢力の変化┴4 ゾミア┴第5講 植民地支配による断絶と連続 19世紀後半~1930年代①┴1 東南アジアの近代――断絶と連続┴2 植民地支配の確立とシャムの近代化┴3 東南アジア経済の再編成┴第6講 ナショナリズムの勃興 19世紀後半~1930年代②┴1 ナショナリズムと植民地┴2 ナショナリズムの展開┴3 国際共産主義運動と東南アジア┴第7講 第二次世界大戦と東南アジア諸国の独立 1940年代~1950年代┴1 第二次世界大戦と東南アジア┴2 日本の戦争┴3 「日本を利用しての独立」から「自力による独立」へ――ビルマとインドネシア┴4 反日と「日本を利用しての独立」の交錯――ベトナム┴5 敵意に囲まれた日本――フィリピンとタイ┴6 異なる対日感情――マラヤ,シンガポール┴7 インドネシア独立戦争と第一次インドシナ戦争┴8 独立と新国際秩序┴第8講 冷戦への主体的対応 1950年代半ば~1970年代半ば┴1 冷戦構造と東南アジア┴2 ベトナム戦争┴3 開発と独裁┴4 マレーシアの結成とシンガポールの独立┴5 ASEANの結成┴第9講 経済発展・ASEAN10.民主化 1970年代半ば~1990年代┴1 冷戦体制の崩壊からポスト冷戦期へ┴2 カンボジア紛争からASEAN10へ┴3 開発独裁の終焉と改革の模索┴第10講 21世紀の東南アジア┴1 グローバルな課題と東南アジア┴2 ASEAN共同体の発足┴3 各国のいま┴4 結びにかえて――コロナ禍と東南アジア┴主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

74
岩波新書のヨーロッパの「10講」のシリーズからイメージするものとは異なり、東南アジアという地域を時代ごとに区切った概説的な歴史書。さらに特に近現代は国家単位(当然ASEANは重要な要素だが)の記述もあり、地域の概要をサクッと学ぶのには手頃。でも少し羅列的な感じがする。特に近現代は政治経済史が殆どで、文化については宗教が少しあるだけ(それもあまり彩りを感じない)。ローカルな音楽など面白いものもある(特にインドネシアやタイ)のに全く触れられていないのはちょっと残念。基礎知識を仕入れるツール的な読み方向きかな。2021/09/07

kawa

41
ASEAN10の国々の各々の歴史を古代から現在まで概説。一冊でこれだけの数の国の歴史を語るので、読みは正直しんどい。資料として保管しておいて、必要な時に、必要な国のところを参照が良いかも。そのためにも、国別の通史表のようなものがあったら良かったと思う。この地域への華人の進出が歴史的に著しく中国との関係や影響が色濃いこと、太平洋戦争時の日本の「大東亜解放」なるものが、ご都合主義でいいかげんなものであったことが印象的。2021/09/04

サアベドラ

35
東南アジア史を俯瞰的に概説する新書。2021年刊。著者の専門はベトナム現代史で、本書の記述も近代の植民地化以降の歴史が中心。アジアの東西を結ぶ結節点であったことから、古来より人や物の往来が多く周辺地域の政治変動の影響を多く受けてきた地域。琉球王国も重要プレイヤーだった15-17世紀の「交易の時代」、清の繁栄と人口爆発を受けての勢力図の変化や華僑、印僑の活動など興味深く読めた。植民地化ぐらいまではついて行けたが、近代以降は情報量に頭が追いつかなくなって流し読み。いずれ勉強し直して再挑戦したいところ。2022/08/20

まえぞう

30
これまでの10講シリーズが英仏などのヨーロッパの一国なのとは異なり、今回は東南アジア全体の歴史です。著者はベトナムが専門の方のようなので、少し偏りがありますが、まずまず東南アジアの全体が見渡せます。欧米的なまとまりではなく、違いを認め、相互に干渉しないというASEANのまとまり方は、これからの世界の試金石になるきもします。2021/07/01

A.T

26
19〜20世紀、タイを除く全ての東南アジア諸国が欧米の帝国主義による植民地支配に。20世紀は日本による侵略戦争による植民地化を経て、日本の敗戦により全ての地域で独立を勝ち取るものの、冷戦によって中国やソ連の介入、共産主義への傾倒が引き起こした戦争や内戦が続き… そしてついに本当に自立した東南アジア諸国連合ASEAN結成と21世紀の目覚ましい発展に喝采をおくる。ベトナム戦争〜カンボジアのポルポト派の内戦〜ソ連崩壊〜ASEAN加盟国10の実現が一連の繋がりで語られるダイナミックな解説にシビレました。2023/07/01

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