〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム - ケアの倫理とともに

個数:1
紙書籍版価格
¥2,530
  • 電子書籍
  • Reader

〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム - ケアの倫理とともに

  • 著者名:林香里
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 岩波書店(2021/10発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000224109

ファイル: /

内容説明

ネット言論が活発化する反面,マスメディア・ジャーナリズムの衰退が顕著だ.排除・不可視化されがちな女性,子ども,高齢者,貧困層,障害者,外国人等の隠喩である〈オンナ・コドモ〉的な視点から,従来の公正中立や正義の倫理といった価値の限界を補う「ケアの倫理」を重視し,メディア社会を活性化するための方法を提起する.

目次

『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム ケアの倫理とともに』 電子版出版にあたって┴はじめに ジャーナリズムの二つの心┴第1章 「オンナ・コドモ」とジャーナリズム┴1 はじめに 「オンナ・コドモ」になにがわかるか┴2 「オンナ・コドモ」と「オトコ」の定義と意味について┴3 マスメディア・ジャーナリズム 「オトコ」の世界の論理と倫理┴4 「マスメディア・ジャーナリズム」の成立と「言論の自由」の限界┴5 「オンナ・コドモ」のジャーナリズム┴6 オトコとオンナの交渉をめざして┴第2章 ケアのジャーナリズム試論 情報化時代のマスメディアの「もう一つの倫理」┴1 マスメディアの「独立」「自由」「多元性」┴2 「ケアの倫理」とは┴3 「ケアのジャーナリズム」の事例┴4 「ケアの倫理」における「偏向性」「プライバシー」「ニーズ」について┴5 情報化時代のマスメディア・ジャーナリズム┴第3章 米国型自由主義ジャーナリズムの功罪┴1 「集中豪雨」報道┴2 メディアの倫理感覚のズレ┴3 米国型自由主義ジャーナリズム・モデルとその受容┴4 自由主義的職業倫理┴5 「国民の関心事」からの脱却へ┴第4章 「オルターナティヴ・メディア」は公共的か┴1 「オルターナティヴ」 克服されるべき消極的意味┴2 再帰的近代と〈サブ政治〉┴3 公共圏、オルターナティヴ公共圏、再帰的公共圏┴4 「社会運動」とマスメディア・システムの親和性┴5 マスメディアの課題┴第5章 ジャーナリズムの仕事と女性┴1 ジャーナリズムと女性 何が問題なのか┴2 近代ジャーナリズムの歴史と女性┴3 ジャーナリズムの仕事における「女性」性┴4 「ケアの倫理」からの問いかけ┴5 「ジャーナリズム」の定義の再考へ┴第6章 メディア産業の非典型雇用労働┴1 立ち入り禁止の「フリーランス」問題┴2 増える「フリーランス」たち┴3 日本におけるメディア産業労働の変化┴4 地位論争 プロフェッショナルか、労働者か┴5 「自営労働」という新しい働き方┴6 展望 フレクシキュリティ、連帯、教育┴第7章 「専門職」としてのジャーナリスト┴1 専門職 民主主義の原動力か、産業の利害代表か┴2 「職業団体」の公共性から「専門職」の公共性へ┴3 専門職の能動的信頼の回復┴4 ジャーナリズム「専門職」の今日的意義┴第8章 「公共性」から「連帯」へ┴1 「メディアの公共性」言説┴2 「公共性」という言葉の陳腐化┴3 「公共性」から「連帯」へ┴4 「連帯」概念の今日的意義┴5 マスメディア・ジャーナリズムの行方と連帯┴あとがき┴キーワード┴参考・引用文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

越部社長

1
タイトルから想像していたよりもずっと学術的な内容で、自分の理解がどこまで及んだか心もとない。「政治記者」に代表される「硬派」な言説が幅を利かせてきた大マスコミの言葉が影響力を失い、より個人に密接に関わるインターネットを中心としたソーシャルなコミュニケーションが活発になる現代において、「ジャーナリズム」が市民ともう一度関係を構築していくための方向性を示した本。「言論の自由」「社会の木鐸」といった近代自由主義的思想から、絶対的な弱者に手を差し伸べる「ケアの倫理」への転換が、マスコミの課題として挙げられている。2012/08/04

k

0
最後の章を一番最初にもってきてほしかった2015/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2360114
  • ご注意事項

最近チェックした商品