光文社新書<br> 大下流国家~「オワコン日本」の現在地~

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光文社新書
大下流国家~「オワコン日本」の現在地~

  • 著者名:三浦展
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 光文社(2021/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334045678

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内容説明

人口、GDP、賃金、論文数、ジェンダー平等、メディア……あらゆる指標で停滞・衰退を隠せない日本。世界での大きなプレゼンスがもはや過去のものになりつつある今、「普通の人々」は何を求めて毎日を暮らしているのか? 最新の調査で判明したのは、ささやかな幸福への願望と社会に対する不満の減少、無関心だった。長期にわたった安倍政権に対する評価からも見えてくる「日本の現在地」を徹底分析。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

31
『下流社会』以来、時々三浦展さんの本を読んでいる。不思議な人たちがいるなと思っていると、三浦さんの調査でその集団が分析されていることがあり面白いのだ。この30年、一人あたりGDPも平均所得も減るばかり、少子化も止まらない。何とかした方がいいんじゃないかと思うが、そういう批判は団塊世代(私は少し下なんですけど)の特徴で、データから見えてくるのは「デフレ中流」の満足感らしい。荷風の引用「元来日本人には理想なく 強きものに従ひ その日その日を気楽に送ることを第一になすなり」が今も昔も変わらない姿と言うことか。2021/11/02

田中峰和

6
日本が衰退していることは認めていたが、数値化されては納得せざるを得ない。すでに6割以上の国民が繁栄の時代が終わっていることを認めているが、若年層ほど危機感を感じていない。人口減少が経済成長に悪影響を与えるのは一目瞭然だが、経済が何十年も衰退しても、物価が安定してきたので危機感を感じにくかった。だが、最近の物価高は日本だけでなく世界中を不安に陥れている。ロシアの侵攻を世界で抑えるのが喫緊の課題だ。安倍政権への批判を導く数々のアンケート結果。学歴の低さ、お坊ちゃん気質を指摘するなど、安倍嫌いの著者でした。2023/02/03

紫砂茶壺

3
読まなくていい本。タイトル通り日本社会の凋落について書いてると思ったら、ただただアンケート調査を元にした安倍批判とレッテル貼りが繰り返されるだけ。反知性主義だとか虚偽答弁だとか、パヨク界隈の人にはおなじみのフレーズが並んでいて、一般の読者は置いてけぼりなのが300ページに渡って続く。ただ、面白い調査も中にはあって、「憲法で保障された権利を次の中から選んでください」という問いに、1973年から現在に至るまで3〜4割の人が「税金を納める」を選んでいるという点。文章読めないのはいつの時代も一定割合でいる。2022/02/20

K.C.

2
何きっかけか忘れた(たぶん、エコノミストの吉崎達彦さん @tameikekanbei が触れていたか)が、ライトに読了。分析として非常に面白いし、納得できる部分も多々ある。ただ、見所は「あとがき」だと感じた。2022/02/11

Masaki Sato

1
現代の日本には教養がないというまとめ。興味深かったデータ。社会全体がデフレ化してしまい、成長がないことが前提なので、主観だけが中流となって中流が地盤沈下してしまっている。若年の高所得層は自己責任意識が高い。2023/09/16

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