内容説明
リヤカーを引いて徒歩で世界を旅してきた著者が、五大陸踏破を目指し、ついに最後の旅に出た。アルゼンチン最南端の町からひたすら北へ、目指すは南米大陸のゴール、赤道の町。そこで旅は終わるはずだったが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まいぽん
16
勉強もスポーツもなにをやっても中途半端で、「人生とは。自分は一体なんのために生きているのか。」と自問するところまではわかる。だからといって、じゃあリヤカーをひいて世界を徒歩で旅をしよう、って発想になる?その無謀さおおらかさに思わず笑ってしまった。それで実際にユーラシア大陸、北米、オーストラリア、アフリカを縦断しちやったのだから、有言実行の極み。この本は冒険の最後の南北アメリカ大陸縦断の記録。すごく面白かった。ハラハラの危険もいっぱいだったけれど、著者が出会ったたくさんの優しさに私の心もあたためられた。2025/07/04
tetsubun1000mg
6
2009年にユーラシア大陸、北米横断、オーストラリア縦断など4年かかってリアカーを引きまくる。 2014年にはアフリカ大陸縦断と2冊を読んでだいぶ年月が経っていたので、まともな生活をしていると思っていたが、南北アメリカ大陸をリアカーで歩いていたとは驚き! 暑さと寒さに強盗や過激派の心配もあるだろうに、体一つで歩き続ける筆者はまさに「クレイジー!」 過去の作品より泣き言が少なくなり、淡々と歩いた地域の風景や、現地の人、サイクリストとの触れ合いもうまく書かれており一般の中南米、アメリカ市民の優しさが伝わった。2021/06/28
マッキー
5
リヤカーを引いて世界を旅した人の本。荷台の重さや陽射し、食料確保のプレッシャー、天候、体力、そして出会う人々のやさしさ。苦しいことも楽しいことも凝縮されている。2022/09/09
DEE
4
アルゼンチンを出発しゴールとしていたエクアドルのキトに到着するも、再びモチベーションを高め北極海を目指す。リアカーを引いて徒歩で。「何事も一歩ずつ」という言葉を、これほど説得力を持って言える人はそうはいないだろう。とてもわくわくさせてくれる本だった。2024/11/13
Naaahoookooo
2
清々しい気分にさせてくれ一緒に旅をした気分になれる素敵な本でした。 この人のストーリーを見ていると不可能はない気がしてくるし、何事も少しずつやれば達成できるし、助けてくれる人もいるんだなと思えて勇気が湧きました。 自分が訪れた場所の話が出てくると、言語化が難しかった感動が綺麗な言葉で言語化されいてそれも読んでいて気持ちよかった。2022/03/08
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