コルク<br> 傘のさし方がわからない【電子特典付】

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コルク
傘のさし方がわからない【電子特典付】

  • 著者名:岸田奈美【著者】
  • 価格 ¥1,358(本体¥1,235)
  • コルク(2021/10発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093888349

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内容説明

笑えて、ときに泣けてしまう爆走エッセイ!

この本を読んで後悔する人はいない。
むしろ感謝に満ちると思う。岸田家にも自分にも、明日があることに。
――矢野顕子さん激賞!

異例の大反響!
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』から1年、
ゲラゲラ笑えて、ときにしんみり、なんだか救われてしまう爆走エッセイ第2弾の登場です。

◎車いすユーザーの母のために、「全財産を使って外車を買った」。
(えらいことになる話より)

◎「24歳の弟は字が書けない(はずだった、怪文書を読むまでは)」のに、
岸田奈美さんの初単行本『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の
ノンブル(ページ数)を書くまで。(おすそわけをもらう話より)

◎隣家がリビングで焼きいもをして火事になった「東京は火の用心、恋用心」
(東京でひとり暮らす話)

◎iDeCoの書類を書きながら、生きる希望について考えた「30年後、きみが
いない世界で」(これからのわたしに宛てる話より)

…など。

【編集担当からのおすすめ情報】
岸田奈美さんがこの1年間でブログサービス「note」に書き綴ったエッセイから、
もっと多くの方に届けたいエッセイを厳選して掲載したのが本書です。
ノンブル(ページ数)は前著『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』と同様に、
弟の良太さんが丁寧に丁寧に書いています。
岸田さんの文章は、思わず吹き出して笑ってしまったり、
涙が蛇口のごとくあふれたり、ジェットコースター並みに、感情が揺れ動きます。
そして、私は、読み終えたときに、見えていた景色が変わりました。
なにかに悩んでいるとき、苦しいとき、モヤモヤするとき、
きっと力になってくれる一冊だと思います!

【電子書籍特典】
ショートエッセイ「梅吉という犬の話」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ででんでん

83
奈美さん2冊目。やっぱりいいな。思い込みの呪いを解くには、「起きていること、やっていること、いっていることを、まっすぐ見つめるだけだ。それから好きになるも、きらいになるも、喜ぶも、怒るも、パインバーグのとりこになるのも自由だ。」清々しい。そして「相手に、優しさに見合うだけのお返しをしなくとも、ただその優しさを受け取ることに莫大な意味がある」という贈与の繰り返し理論やアンサング・ヒーロー(歌われざる英雄)について。これらは近内悠太さんという人の説らしいが、私も奈美さん同様目からウロコだった。オススメします。2021/11/24

ネギっ子gen

82
ブログ「note」に書き綴った文章が基のエッセイ第2弾。前作では、<題名の通り、わたしはわたしの家族や、目の前で見たままの愛について書くことが多かった。だけど、物事を正面から見たままでは、気づけないこともある。側面や背面に、誰かの優しさや悲しさが隠れていて、それに気づけるかどうかで、目の前に広がる物語の姿形が変わる/コロナ禍という世界中がえらいことになっているときに手繰り寄せた幸運の一片を、あなたにお裾分けするのが使命だと思いこみ、なんとかかんとか書き連ねてきたのが今作だ>と。題名良し。今回も写真あり。⇒2022/01/26

nyaoko

74
タイトル、傘のさしかたがわからない、これは病気によって車椅子になったお母さんの言葉。それまで出来ていた事が出来なくなった、自分でも分からない、そう言われてハッとした岸田さん同様に、私もハッとした。怪我や、病気で失った体の機能により、思わぬ事も出来なくなってしまう。もっと相手の事を見なきゃダメだし、サポートはどんな小さな事でも相手には大きな支えになる。ああ、色々考えさせられたなあ。次作も是非読みます。岸田さんのスーパーポジティブギャグマシーンな思考が大好きです。2022/01/31

ゆいまある

71
ううむ。noteで読んでしまったものも多く、新鮮さが薄かった。ポジティブに見える岸田さんだが、実は自己評価が低く自分を犠牲にしやすい。ベンチャー企業にいた頃にはメンタルをやられて失踪までしている。忘れ物の多さ、先を予測して動くことが苦手(時間配分も苦手)、靴下がいつも片方ない、スマホをよく割るなどADHDを思わせる記載が多く親しみが湧く。大好きな弟くんの話をもっと読みたい。2024/12/30

Kanonlicht

71
前作を笑いながらあっという間に読んだいきおいそのままに第二弾も。家族の話が中心だった前作より著者の個人的な体験にフォーカスした印象。自身のダメなところや、辛かった出来事を包み隠さず語れるのはすごい。おもしろエピソードの裏には、きっと真剣に人と向き合った(だからこそ悩んだり傷ついた)経験もたくさんあったと思う。それが文章ににじみ出る著者の言葉は信頼できるし、学ぶことも多い。話に登場したタクシー会社の問い合わせ窓口の担当者のようにはならないように気をつけたい。2024/07/18

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