脱炭素DX - すべてのDXは脱炭素社会実現のために

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脱炭素DX - すべてのDXは脱炭素社会実現のために

  • ISBN:9784833451864

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内容説明

【内容紹介】
あなたの会社は、気候変動問題をビジネスでどう解決しますか?

産業革命以来の脱炭素化時代を「好機」ととらえ、来るべき時代に対して、ポジティブにトランスフォームしていくためのヒントブック。

世界中が脱炭素化にシフトし、消費者のSDGs意識が高まるいま、「脱炭素社会の実現」に意識を向けない企業は経営が苦しくなるいっぽう。
しかも脱炭素化の推進にはDX(デジタルトランスフォーメーション)が欠かせない。もはや「脱炭素」と「DX」は別物ではないのだ。

そこで本書では、脱炭素化社会実現のための重要手段としてのDXの意義と意味を正しく理解し、活用するための指針を提示する。
ヒントとなるのが、「炭素生産性」という考え方。企業が生み出す付加価値を、CO2排出量で割った数値だ。

炭素生産性を高めるアプローチはいくつもある。例えば、商品生産時のエネルギーを再生可能エネルギーに変える「エネルギー・シフト」、配送を効率化する「ロジスティックス・シフト」、不要になったものを回収し再利用する「サーキュラー・シフト」……。
本書ではそれらの先行事例を豊富に掲載し、読者へヒントを提供。
加えて、企業価値を高めるための発想術についても解説している。

巻末には京都大学大学院・諸富徹教授による特別寄稿「変貌するキャピタリズム」を収録。
【著者紹介】
●株式会社メンバーズ
「“MEMBERSHIPで、心豊かな社会を創る」というミッション(経営理念)を掲げ、企業のデジタルビジネスを専任チームで総合的に支援する「EMC事業」と、顧客のデジタルプロダクトのグロース支援人材を提供する「PGT事業」を主力としたデジタルビジネス運用サービスを開発・提供。事業を通してCSV経営(経済価値と社会価値を同時実現するアプローチ)の実践と啓蒙・支援を行い、企業のマーケティングの在り方を、価格や機能等の直接的な価値の訴求から、社会課題の解決を消費者と共に実現することを呼びかける訴求へ転換できるよう推進、成功事例を多数創出してきた。その知見を活かし、脱炭素社会における企業の持続的成長と、心豊かな社会の実現を両立させるためにDXを推進し、持続可能社会への変革をリードしている。

●株式会社メンバーズ・ゼロカーボンマーケティング研究会
自社のVISION2030(2030年の目指す姿)にて最も重要な社会課題の1つに「地球温暖化および気候変動による環境変化」を挙げ、脱炭素と企業の持続的な成長が両立することを実証していくため、有志各社とともに立ち上げられた研究会。
「炭素削減」と「企業の持続的な成長」の両立を目指した、マーケティング活動およびモノやサービスのデジタル化を実行するための有志各社による意見交換、ナレッジシェア、実践の場を提供、ゼロカーボンマーケティング事例の創出を目指している。
また、広く有益な情報提供をすることで社会やビジネスを変革していくことを目指し、勉強会を始めとしたイベントやコンテンツ等を積極的に公開している。

目次

【目次抜粋】
◆第1章 先進企業がこぞって「脱炭素化」するワケ
◆第2章 これからの生活者に選ばれるには
◆第3章 「脱炭素DX」でピンチをチャンスに
◆第4章 一挙公開!3社の取り組み事例
◆第5章 あなたの企業の存在意義は?
◆第6章 変貌するキャピタリズム(京都大学大学院 諸富 徹 教授 特別寄稿)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

30
☆☆☆ 急速に注目が高まっているキーワード「脱炭素」「DX」。この二つの組み合わせを遂行できた企業は当然持続可能性は高まる。しかし言うは易きで、その実現には協力な経営のリーダーシップと、コストを超えるマネタイズ化が必要とされる。今は模索の段階だが、このあたりの議論はより深まってくるはずだろう。「炭素生産性」をいかに高めるか、先端を行く企業(イオン、アサヒホールディングス)の取り組みに注目したい。2022/01/24

Go Extreme

3
先進企業がこぞって「脱炭素化」するワケ:気候危機 ゲームのルール サーキュラーエコノミー 再エネ利用と5R これからの生活者に選ばれるには:生活者の期待 サスティナブルな仕掛け 共創 マーケティングマトリックス 「脱炭素DX」でピンチをチャンスに:トヨタ・味の素・ANA 一挙公開! 3社の取り組み事例:みんあ電力株式会社 イオン アサヒグループホールディングス あなたの企業の存在意義は?:在り方を問う6視点  変貌するキャピタリズム:モノからコトへ 無形資産へと傾く国際社会 デカップリング・スウェーデン2021/10/23

cochou

1
モノからコトへの消費のシフトというのが説得力がある。「どうせなら好きな店員・お店・会社から買いたい。」という共感を生み出すマーケティングへの転換が要点になる。2024/09/15

ちさと

1
事例が多く読みやすい。DXは脱炭素に必須であり、改善ではなく変容なのだと説く。炭素生産性をKPIに。モノからコトへ。新たなビジネスを作り出す必然。2022/09/21

ゆうちょ

1
私は脱炭素化は経済成長を停滞させると考えていたが、確かにモノからコトへのシフトにおいて脱炭素化は不可欠であり、その両立が資本主義国家の成長に必要なのだと理解した。 また、単に良いモノではダメで、そこに付与される意味に大きな価値がつき、消費者はそのようなモノを求めるようになったという現状の説明にとても納得した。 脱炭素化というルールが適用された世界で、出遅れた日本は今後どのように立ち振る舞うのか、また自分は何ができるのか、考えながら生きていきたいと思う。2022/08/14

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