村上春樹をめぐるメモらんだむ - 2019-2021

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村上春樹をめぐるメモらんだむ - 2019-2021

  • 著者名:大井浩一
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 毎日新聞出版(2021/10発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620327006

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内容説明

20年以上にわたり村上春樹の取材を続ける著者が描くこれまでにない文芸ルポルタージュ。2019~2021年、激変する世界情勢の中で日本を代表する作家は何を考えどう行動したか。毎日新聞唯一の村上春樹担当記者が近況をレポートしながら、数多の小説論、文芸批評とは一線を画す、行動する作家・村上春樹の「生身の」魅力に迫る。毎日新聞同名連載(2019~)を書籍化。アジア圏はじめ世界の中で絶大な影響力をもち、折々の発言はニュースになり、ノーベル文学賞の時期には毎回話題にもなり、誰もが知る国民的作家でありながら、多くの人にとっては、どこか全体像を把握できない謎めく存在でもある。作品を読んでいなくても、村上春樹がわかると世界がわかる。自由とは何か。表現とは何か。熱心なファンだけではなく、同時代を生きるふつうの人々におくる教養としての村上春樹本。

目次

Chapter1 2019年10~12月
Chapter2 2020年1~3月
Chapter3 2020年4~6月
Chapter4 2020年7~9月
Chapter5 2020年10~12月
Chapter6 2021年1~3月
Chapter7 2021年4~6月

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶モナカ

12
毎日新聞でも掲載されていたコラムの単行本化なので、読むことにした。村上春樹さん関連の評論は、いろいろな方がいろいろな評論をしていて、頭がクラクラするので、あまり読み込まないようにしているけど、新聞掲載という事で商品保証はある気がして。軽めにしようという著者の方向性もあり、読みやすく、そうかな?という突飛な評論の展開もなかった。2021/10/30

くろすけ

2
2019年10月〜2021年3月の社会的出来事とともに、著者が村上さんについて連載していた毎日新聞のコラムをまとめたもの。村上ラジオのことやロングインタビューが掲載されている。タイトル通りランダムな印象。社会的出来事について著者自身の見解は書かれていない。ただ、村上さんがラジオでその時々に社会で起こっていることに関心を寄せ発信しているので、当時の出来事をコラムの中の村上さんの視点を通じて思い出す。加藤典洋の村上評や韓国や中国での村上作品の読まれ方も面白い。2023/03/11

なつのおすすめあにめ

2
コロナ禍がはじまる少し手前から現在までの期間(2019年10月~2021年6月)を、村上春樹という対象をメインに振り返りながら読める。とにかくバタバタしたというか、いまだに混乱の中にいるわけですが、一人の作家を基点に振り替えるのもいいかもしれないですね。そう言えば首里城燃えてたな~、とか。2021/10/12

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