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内容説明
食文化評論家・小泉武夫による名著『食の堕落と日本人』が装いを新たに復活。日本人の食生活の堕落ぶりは、10年経った今もなお改善していない。日本人の食生活の問題点を鋭く突く。
目次
はじめに
第1章 日本食を食べない日本人は堕落する
第2章 日本の食の堕落と崩壊
第3章 美しき哉、日本食の本質
第4章 日本食の将来
第5章 この国の食の堕落をいかに食い止めるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちも
15
洋風の家を建てて、畳の部屋を一間作って「やっぱり畳が落ち着くわ」というのが今の日本人で、その事について日本文化が失われているとか、どうとも思っていない現状がある。世界的に見てもユニークで、特異、誇るべき、日本食がヤバいことになってる認識がなさすぎる。本書を読んで改めて思った。例えば、何故最近の野菜は栄養化が低いのかなど問題として知っていても理由まで分からなかった。肥料が科学肥料に偏り、有機的でない土壌で育つ野菜はスカスカなのだ。江戸は優れた厠システムがあり、農業に循環させる仕組みがあったという。2021/07/16
kakoboo
15
ここ数十年の食生活の変化が日本人に与えている影響と、和食への回帰について書いている。 先進国でも稀な自給率の低さ、外食で発生している残飯の量のことなど知っていることも多く、自炊肯定派の立場からも和食のウエイトを高めていこうと思った。ただし和食以外の料理も楽しみの点からは悪くないから、所謂フード左翼的なものにはならないように気をつけていこう。 少し気になったのは文章のスタイル。過激過激な書き方は興味の引き出し方としてだったとしてもあまり好きにはなれない。少し見下している感が強いのはやや残念かと。2015/03/06
majiro
11
伝統食が体に馴染んでいるというのは納得するんだけど、突然、長寿国になったのはなぜなのか。この人にこそ、一冊分くらい、そこら辺の見解をいただきたい。それと、最近のMEC食とかそんなのにも一冊分くらいいただきたい。2015/11/11
Yoshie S
4
堕落と強い言葉で断じているけれど、仰るとおり。執筆されてから十数年、憂いた通りではないだろうか。経済性と利便性を優先。思い当たることが多いので、襟を糺さねば。2016/09/14
ta-na
3
とりあえず昨日の夕飯は純和風にしてみました。今日は早速フライドチキン食べたけど…。食の欧米化なんかが騒がれていても、なんとなく他人事のような気がしていたけどこの本を読んで、もはや暢気に構えていられる状況ではないのだな、と危機感を覚えました。政治やら統計やらがわからなくても、自分の周りから日本食というものが薄れつつあるのは事実ですから。健康だ国の危機だという以前に、これはとても悲しいことだと思います。この本を機に、日本食の良さを再認識し、もっと積極的に取り組んでいきたいと感じました。2011/09/19
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