文春e-book<br> 帰属財産研究 韓国に埋もれた「日本資産」の真実

個数:1
紙書籍版価格
¥3,025
  • 電子書籍
  • Reader

文春e-book
帰属財産研究 韓国に埋もれた「日本資産」の真実

  • ISBN:9784163913438

ファイル: /

内容説明

日本の「遺産」なくして、韓国の発展はなかった――。

「先の大戦で敗戦国となった日本は、
無条件降伏し、朝鮮半島をはじめすべての海外領土を放棄させられ、
資産、財産はすべて没収された。
本書は、日本の植民地支配は
搾取と収奪だけの不幸な時代だったとする
いわゆる〈収奪論〉に対する実証的な批判であり、
韓国の公式歴史観に対する真っ向からの挑戦である。」
(「監訳者によるまえがき」より)

第一章 なぜ帰属財産なのか
 I.植民地遺産としての帰属財産
 II.いまになって問題として取りあげる理由
 III.研究が不十分な理由
 IV.結語:研究の必要性

第二章 日本資産の流入課程
 I.序論:資料・概念・用語の問題
 II.資金の類型別流入額
 III.流入資金の総合と評価

第三章 帰属財産の形成過程( I ):SOC建設
 I.鉄道
 II.道路
 III.港湾
〈補論〉山林緑化事業

第四章 帰属財産の形成過程( II ):産業施設
 I.電気業
 II.鉱業
 III.製造業

第五章 帰属財産の管理( I ):米軍政時代
 I.解放時における日本人財産の状態
 II.米軍政の帰属財産接収過程
 III.帰国事業体の管理および処分
 IV.帰属財産の韓国政府移管

第六章 帰属財産の管理( II ):韓国政府時代
 I.韓米の最初の協定と帰属財産の引受
 II.引受財産の実情と管理体制
 III.帰属財産の処理過程
 IV.民間払下げ以降の運営状況

第七章 解放後の韓国経済の展開と帰属財産
 I.植民地遺産としての帰属財産
 II.一九五〇年代の経済と帰属財産
 III.一九六〇年代の韓日協定と帰属財産

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まうやお

2
膨大な資料を丹念に読み込み、時代ごとに詳細に分析してあります。一見、親日の主張が強く見えますが、自国を憂いてのことだろうということが最後の章でわかります。2023/11/05

Go Extreme

1
なぜ帰属財産なのか: 植民地遺産としての帰属財産 いまになって問題として取りあげる理由 日本資産の流入課程: 序論ー資料・概念・用語の問題 資金の類型別流入額 流入資金の総合と評価 帰属財産の形成過程:SOC建設 産業施設 帰属財産の管理:米軍政時代 韓国政府時代 解放後の韓国経済の展開と帰属財産: 植民地遺産としての帰属財産 1950年代の経済と帰属財産 1960年代の韓日協定と帰属財産2021/11/17

もmo

0
流し読み。2022/07/10

ワシじゃ

0
余りに膨大かつパターンが同じなので飛ばし読みした。 まぁつまらないのだが、日本国の歴史の一部であり貴重な記憶財産でもある。 それにしても韓国人はなぜこれ程までに発展途上人なのか。そう言えばフランスのTGVを手本にした韓国高速鉄道のKTX 仏人技師がメンテナンス依頼を受けて来韓・・・。交換部品の在庫リストは?言われ『そんなのないニダ』と言ったとか?2022/02/06

depo

0
図書館。敗戦国日本は海外資産の全てを連合国に没収された。ところがその中には民間人の資産も含まれ、当時の国際法の慣例では民間人の資産は没収できないことになっていた。韓国ではその民間人の資産も含んでアメリカに没収され、それが韓国に譲渡された。日韓基本条約の交渉ではそれも問題となったが、1965年の日韓請求権協定で、8億ドルの有償無償の援助を日本が行うことで日韓相互の請求権をチャラにすることが合意された。今日、日韓基本条約も請求権協定も無効だという主張が韓国で為されているが、すると日本の請求も行えることになる。2022/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18181755
  • ご注意事項