内容説明
頭でっかちエリート刑事と噛み合わない部下。関わってくる住人も訳ありでドタバタ感たっぷりの展開だが、起こる事件も読み応えも本格警察小説!何故この男が左遷されたのかは分かっていない。しかし、警察庁の超エリート警視が警部に降格されて所轄に来るなど前代未聞。そんな現場経験のほとんどない榊原准が、生活安全課の刑事として赴任した下町で杓子定規な正義感と回転し過ぎる頭脳、疎い庶民感覚で披露する妄想暴走推理。しかし、意外とそれが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハゲおやじ
7
初読みの作家。かなりの本を出している作家だが、官能表現が噂になっていたので 手に取るのに躊躇していた。しかし、帯の文面を信じて購入。何となくだけど、内容が東川篤哉に似ていてホッとした。でも、一家皆殺し事件の犯人の描き方には 少し不満(偉そうだね)。それ以外は、ほのぼの感(現実離れ感)があって良い。私は、こういうのが好きだからね。自分の趣向を人に とやかく言われる筋合いは無いもんねぇ。ラストの一行が気になって ”2” を読みたくなった。しかし、本当の一作目は「私人逮捕」らしいので それを読まなきゃなぁ。2022/11/28
ドットジェピー
6
面白かったです2023/10/09
mercury
4
破天荒で面白い主人公たち。だが愉快な話の割に犯罪はエグい。2022/03/31
nkwada
3
タイトルからして降格させられたが有能な警察官が犯罪を解決する話かと想像したのだが、降格して警部となった錦戸はちょっと癖のある人物で、私人逮捕が趣味な鋼太郎が主人公な設定なコミカルなお話。推理関係なく疑わしい人物が犯人で、安易に話が進むので、そこそこ楽しめた。2023/11/30
Hachi_bee
3
@Adachi_O1958 @adachib ジャケ買いというかタイトル買いというか……。堅苦しくなく、エロくなく、グロくなく、安心して読めました。徳間文庫既刊の「私人逮捕!」も読まなくちゃなりません。 お二人の合作スタイルは?E・クイーン型か、初期の藤子不二雄型か、後期の藤子不二雄型か?後期藤子不二雄は合作とは言わないと思うけど。2021/10/26